|
|
|
共通語(会話・読み書き) 古語(会話・読み書き) ジェクト語(会話・読み書き) エルフ語(会話) ゴブリン語(会話) |
身長150cm。むちむちぼいんぼいん。 金髪混じりの明るい茶髪。名古屋ロール。 タレ目三白眼。下まつげバサバサ。アイラインびっちり。 薄い茶色のオーバルサングラス。赤い石のピアス。 セクシーな衣装を着つつ、それを膝上丈の白いファーコートですっぽり隠す。金ラメサンダル。 右の太ももに革のホルスターと、それに収めたおもちゃの拳銃型発動体がちらりと見える。(父親の形見。本人は銃やマスケットの存在は知らない) 関西弁。 森を愛する森エルフのように、街を愛する街エルフ。 吸い殻ポイ捨てなど見かけようものならドロップキック。 人体実験の後遺症で障害がある。(情緒不安定。たまに猫語になる。ねこまんましか食べられない。マタタビで酔う。etc.) テーマソングは【フレディ波多江とエレハモニカ:禁じられた契約】 CV:高山みなみ |
それは8年前のことでした。 その頃彼女はまだ幸せでした。 その頃彼女にはまだ夢がありました。 尊敬する父と同じ仕事、魔法士協会の査察官になるのが夢でした。 その夢をかなえるため、15歳になった彼女はすぐに魔法士学校に入りました。 そこで彼女は一人の少女と出会いました。 その出会いは彼女の人生の中で最低最悪のものでしたが、そのときの彼女はそんなことは知りませんでした。 その少女は無愛想で口が悪くて生意気でしたが、なぜか不思議とウマが合いました。 なぜ10歳の少女が普通の顔して学園にいるのか、そんなこと気にならないくらい仲良くなりました。寮の部屋も一緒でした。勉強を教えあったりもしました。一緒にお買い物にも行きました。 彼女は幸せでした。尊敬する父と母、無愛想な友人、夢に向かって進んでいる実感と新しい技術を覚える充実感。その全てを彼女は愛していました。らぶーでした。 だけどそんな幸せも長くは続きませんでした。不幸は嵐のごとく突然に。 ある朝早くに彼女は起こされました。それは父の訃報でした。父は何者かに殺されました。 官憲の調査によると、通り魔による殺人ということでした。そりゃーそうです、あんなに優しく素晴らしい父が、人の恨みを買うわけはありません。 彼女は犯人を恨みました。憎みました。 そしてその気持ちをそのまま、前向きなベクトルに変換しました。まっすぐでした。まっすぐ馬鹿でした。馬鹿に怖いものなんてありません。 勉強をがんばって公式を覚えて査察官になって、自分の手で犯人を捕まえようとしました。 だけど、そこに悪魔が囁きました。 同室の友人が、寝食を忘れて勉強をする彼女を見て、心配そうに言いました。 自分の友人に公式インストーラーがいる。『虚偽看破』の公式だけなら、インストールをお願いしてもいい、と。 彼女は悩みました。その公式が使えれば、自分で犯人を調べることが出来る。 ジェクトにいる全員を調べるなんてことは無理ですが、それでももしかしたら、と思いました。 だけど、協会の許可なく公式をインストールするのはいけないことです。いけないことは嫌いでした。 だけどだけど、一刻も早く犯人を捕まえたかった彼女は、悪魔の誘いに乗ってしまいました。 彼女は友人を信じました。当たり前です。友人を疑うことは、友人を裏切ることの次にいけないことです。いけないことは嫌いでした。 数日後の深夜、二人は寮を出て協会の研究室にいました。離れの一番すみっこの目立たない部屋でした。中には一人の男がいました。その男がインストーラーのようでした。 彼女はベッドに寝かされると、何か薬を打たれました。注射は苦手でしたが我慢しました。泣きませんでした。 男の説明によるとその薬は、脳の領域の一部がなんとかかんとかで、どうたらこうたらでした。 罪悪感と不安感でいっぱいの彼女は、そんなもの聞いちゃいませんでした。 1時間もすると薬が効いてきたのか意識が朦朧とし、体が重くなってきました。 彼女は不安を紛らわせようと、友人に話しかけました。悪魔に話しかけました。 「なー、アメちゃん。だいじょうぶかなー」 「不安なの?」 「せやなー、犯人捕まえるためとはいえなー。やっぱり怖いやんなー」 「そう」 「そういえば、その犯人だけど」 「んー?」 「多分、捕まえるのは無理だと思うわ」 「…なんで?」 「だって」 「あなたの父親を殺した犯人って、私だもの」 「…冗談きついわ。笑われへんよ、それ」 「本当よ」 「ちょっと、邪魔だったから」 「アメちゃん、ほんとアホ言わんで」 「うーん、違うわね」 「正確に言うと『邪魔になりそうだったから』かしら」 「…ちょっと、アメちゃん」 「来年あたり、査察部長に昇格する予定だったらしいのよね。」 「今までグレーゾーンだった下位研究員の研究内容まで、詳細な査察の範囲に含めようって提唱してたあなたの父親が、力をつけちゃうと困るのよ」 「だから、先手を打って」 「だからなに言うて…」 「じゃあそろそろ始めるわね」 「インストールするのは、もちろん公式なんかじゃないけど」 「なに…を…」 「猫のパーソナリティを脳の一部領域にインストールするの」 「その後に、その領域を使って使い魔契約を結ぶ、と」 「…まし…」 「騙してごめんなさいね」 「でも、これもあなたを大切な友人と思っているからこそなのよ?」 「契約を結べば、ずっと一緒。」 「ずーっとお友達」 「…る……」 「失敗ねえ」 「ダメでした?」 「やっぱり元々の知能レベルが低い素体じゃないと、受け付けないみたい。もしくは領域をもっと広く取って、人格自体を消しちゃうか」 「そうですか…」 「とりあえず、これは適当に処理しておいて」 「母親のほうはこっちでやっておくわね。ああもう、めんどくさい」 「…アメリアさん」 「なあに?」 「この子。友達じゃ、なかったんですか」 「あら、おかしなこと言うのねえ」 「猫の友達なんていないわよ」 ビビアンは捨てられました。ダンボールにこそ入っていませんでしたが、扱いは捨て猫と一緒でした。 本当は殺されるところでしたが、さすがに可哀想と思った研究員が他国に逃がしました。ていうか売られました。二束三文で叩き売られました。 どうしてなのでしょう。彼女は幸せだったのに。 どうしてなのでしょう。彼女は友達を信じたのに。 そんなわけで、ビビアンは夜に堕ちました。まっさかさまに突き落とされました。 逃げ出し、彷徨い、復讐の刃を身につけ、這い上がってくるのはこれから8年後の話。 エルフ A:9 B:11 C:11 D:12 E:4 F:2 G:10 H:12 器用度:20 敏捷度:22 知力:23 筋力:6 生命力:12 精神力:22 出自: 一般市民(一般技能3、経験点3000/3000)、所持金2000ルクス or エルフ育ち(シャーマン1、経験点2000/3500)、所持金2000ルクス 利き手:片手利き(10) 3/15 たてるさんから絵を頂きました。怖くないよ怖くないよー。 ありがとうございましたー。 10/12 ギャングスタープロローグ 悪事千里を走る 10/18 ギャングスター第1話 汝は三度私を知らぬと言うだろう 10/20 ギャングスター第2話 立つ鳥跡を濁さず 11/3 ギャングスター第3話 あとは野となれ山となれ 11/8 ギャングスター第4話 旅は道連れ世は情け 11/9 ギャングスター第5話 石橋を叩いて渡る 12/7 ギャングスター第6話 犬も歩けば棒にあたる 12/21 ギャングスター第7話 甲の薬は乙の毒 1/3 ギャングスター第8話 昨日の敵は今日の友 1/11 ギャングスター第9話 飛んで火にいる夏の虫 1/18 ギャングスター第10話 団結は力なり 1/24 ギャングスター第11話 泰山鳴動して鼠一匹 2/2 ギャングスター外伝 食べるために生きず、生きるために食べろ 2/14 ギャングスター第12話 二兎追うものは一兎を得ず 2/16 ギャングスター第13話 勝てば官軍 負ければ賊軍 2/29 ギャングスター第14話 火の街の小夜曲 3/1 ギャングスター第15話 火の街の夜想曲 3/13 間幕 肉も骨も塵も残さず この世に生きた証を一片も残さず 燃えて無くなる覚悟は出来たか 3/20 ギャングスター第16話 命あっての物種 3/28 ギャングスター第17話 日光を見ぬうちは結構というな 4/7 ギャングスター第18話 ビビアン編 hate again 4/19 ギャングスター第19話 明日には明日の風が吹く 4/25 ギャングスター最終話 人間万事塞翁が馬 |
必要 筋力 |
攻撃力 修正 |
打撃力 | クリティ カル値 |
追加 ダメージ |
回避力 修正 |
防御力 | ダメージ 減少 |
|
技能 | ||||||||
ファイター技能 | = | = | = | = | = | |||
シーフ技能 | = | = | = | = | ||||
レンジャー技能 | = | = | = | = | = | = | ||
冒険者レベル | = | = | = | = | = | = | = | +7 |
能力値 | ||||||||
器用度ボーナス | = | 3 | = | = | = | = | = | = |
敏捷度ボーナス | = | = | = | = | = | 3 | = | = |
筋力ボーナス | = | = | = | = | 1 | = | = | = |
武器 | ||||||||
= | = | = | ||||||
= | = | = | ||||||
= | = | = | ||||||
= | = | = | ||||||
盾 | ||||||||
= | = | = | = | = | ||||
= | = | = | = | = | ||||
鎧 | ||||||||
ソフトレザー | 6 | = | = | = | = | |||
= | = | = | = | |||||
総計 | 攻撃力 | 打撃力 | クリティ カル値 |
追加 ダメージ |
回避力 | 防御力 | ダメージ 減少 |
|
= | ||||||||
= | ||||||||
= |
Presented by 病院坂 |