「求めたのはただ、あなたの……」
A
8
B
10

器用度
18
ボーナス
3
C
10

敏捷度
20
 
3
D
8

知力
18
 
3
E
6
F
8

筋力
14
 
2
G
6

生命力
14
 
2
抵抗力
6
H
10

精神力
16
 
2
抵抗力
6

魔法
ルーン
レベル
魔力
サイレント・ヘヴンズ 4 7
     
     

装備・所持品
【武器】
ショートソード必要筋力7

トンファー必要筋力7

【防具】
ソフトレザー必要筋力7

スモールシールド

ラージシールド必要筋力13→8

【服飾】
通常服×3
皮手袋
下着×3
靴下×4
ブーツ
防寒マント

【袋類】
防水バック

【キャンプ用具】
毛布

【照明器具】
シャッター付きランタン
松明×12
火口箱

【冒険用道具】
サバイバルナイフ
かぎ爪
ロープ×2
くさび(10本入り)
小型ハンマー
手鏡

【消耗品】
応急処置セット×2
油×2

【食料/嗜好品】
シリアル×2

【日用雑貨】

【筆記用具】
鉛筆(12本入り)
色鉛筆(7色)
消しゴム
手帳

【奢侈品】

【その他】

マジックアイテム
魔晶石3点
キャラクター名
引退: 『電波ウェイター』エクス=H=ラディアンス(PL:森の守人)
No Photo Data.
種族
ダブル
年齢
14
性別
所持金
1949
経験点
2166/13666
冒険者レベル
4
技能名 レベル
シャーマン(コンスピ:ノーム) 4
ファイター 1
   
   
   
バトラー 1/3

コモン・ルーン 消費
   
   
   
   
   

呪歌
 
 
 
 
 

特殊アイテム・設定
セッション報酬&コネ GM Seririnの『君が/変わる/とき。』で報酬にメイド服をいただきました。
マダム・ザマス作成で掃除をしてもどんな汚れもつけない服?

マダム・ザマスとのコネ。イーブノレル信者にして魔法士。本人曰く錬金術師。その腕はかなりの物で子供好き、孤児院へ寄付をしている。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ 第3話〜ある村人の結婚式〜』で称号『パーフェクトウェイター』をいただきました。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第10話〜精霊の遺跡〜』で魔晶石10点&クエラの魔晶石9点を預かりました。キャンペーン終了と共に消滅。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第12話〜襲撃再び〜』で魔晶石19点を受け取りました。
サヤA特典使用 バトラー (執事)を習得。
【従属】(精)主人の命令に従います。
【乗馬】冒険者技能と同様。
【雑務】(全て)単純作業を行います。
【教養】(知)セージ技能の劣化版。
【知識・社交界】(知)バード技能の限定版(?)
【管理】(知)所属する施設や企業・家の全体を知っています。
【礼儀作法】(知)礼儀作法を知っています。

結婚式でみっちりと勉強したためか、人に仕えて仕事をするという行為に目覚めた模様。
まだまだ見習い執事の域を出ませんが、今後の活躍次第でどうなるか分かりません。
成長の仕方は様々で誰かに仕える行為を取る事で+されていきます。
判定については執事技能に準じる。主に雑務をこなす事で+されるでしょう。

システム的に雑務回数が一定値を越えたらlvがあがります。
結婚式の準備で初期判定値4だったため、lv1からのスタート。
現在経験点91/591 次まで後1000
雑務回数一回につき経験点10〜50 達成値によっては−Iされる事もあります。
   
   
   
 特殊アイテム、及び設定等は、GMの判断によりセッションによっては使用できない場合があります。

言語
共通語(会話・読解)/エルフ語(会話・読解)/精霊語(会話)

容姿
少し金色に近い、小麦色の長い髪を三つ編みでいつも結っていた。
クリっとした大きな目をしていて、その両の瞳は父と母の血を受け継いだためかオッドアイで、右が赤褐色、左は青色と少し変わっている、そういう少年だった。

身長154cm 体重32kg とやや小柄で細い体の造り。
ブルーのセーターを愛用、下は黒い長ズボン。
両親に似て、中性、あるいは女性的な雰囲気を持ち、男らしくなりたいと常々思っている所があるそんな大人になれなかった少年だ。

誕生の日は1月1日、太陽の輝きの下生まれ、夜の闇の中眠る。

背景
両親の深い愛情を受け育つ、しかし、その陰には様々な確執や問題があったのを、幼くしながらも知っていた。
父はいつも悩んでいた。甘えてしまう心に、幸せだった今までに。
強くあろうとする余り、何時しか、父の心は哀しみに押しつぶされてしまうと、そんな風に思って……。

ボクは、分からなかった。お父さんはとても強い人だって分かっていたから。
ボクは、知っていたんだ。お父さんが何処か遠くへ行ってしまうことを。


お母さんは話してくれた。

『あの人は、とてもやさしい人だから……傷つき易くて、繊細で、だけど、誰より幸せについて知っている人』

「どうして、お父さんは行ってしまったの?」

『本当に強くなりたいから。あの人は、旅に出てしまったの……エクス?あなたも、なりたい自分を探しなさい』

「なりたい自分?」

『自分のやりたいと思う事、自分で自分を褒めて上げられるくらいに、強く心に持って』

「うん……ねぇ、お母さん。ボク、いつかお父さんみたいに強くなる。お母さんみたいに暖かい人になるよ」

『そう。がんばって、ね(やさしく、エクスの髪を梳く』


さようなら、お母さん。さようなら、お父さん。
だけど、愛しています。心から、愛しています。
ボクも、旅に出たいと思います。自分が自分らしく誇れるように、強くなりたいと思います。
だから、見ていてください。そして、また会えた時、もう一度ボクを抱きしめてくれますか?
父、アンサー=ヘヴンズと母、ウィッシュ=ヘブンズに愛を込めて…

                                      エクス=H=ラディアンス



[11945] 作成者:森の守人  http://lune.serio.jp/sw4/data/1199687246.htmlの作成3回目

ハーフエルフ   ( 種族の特性: http://www4.famille.ne.jp/~hitogata/gurrad/world/kyara-000.htm#03 )
A:8 B:10 C:10 D:8 E:6 F:8 G:6 H:10 
器用度:18 敏捷度:20 知力:18 筋力:14 生命力:14 精神力:16

出自:
狩人(レンジャー1、経験点3000/3500)、所持金2000ルクス
or
エルフ育ち(シャーマン1、経験点2000/3500)、所持金2000ルクス

利き手:片手利き(3)

GM経験1000

GM Seririnの『君が/変わる/とき。』に参加しました。
報酬は、経験点500でした。
参加者は、◆シュテルン◇カナディア◆セバスチ〜ノ◇です。
ユニコーンの命を糧に、危機を脱しました。だけど、それは禁忌に踏み入れた罪の証。
お父さん、お母さん。ボクは、この先に進んでもいいんでしょうか?

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第一話〜教会と孤児院〜』に参加しました。
報酬は、経験点500 報酬450rkでした。
参加者は、◆イーゲル◇ピリカ◆ハクビ◇クエラ◆マリィ◇です。
結婚式は大変です。それにしても、子供達が掘り出したあの生きた人間は一体?

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第2話〜謎の少女〜』に参加しました。
報酬は、経験点500+Iでした。
参加者は、◆マリィ◇ハクビ◆ピリカ◇クエラ◆イーゲル◇です。
オーフへの指南は何とかなったかなぁ。結婚式についてはもう準備万全。だけど、本番まで気を抜けないや。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ 第3話〜ある村人の結婚式〜』に参加しました。
報酬は、経験点500 報酬65rkでした。
参加者は、マリィ◇◆ピリカ◇クエラ◆◇ハクビ◆イーゲル◇です。
一体、何が起きているんだろう。精霊たちの暴走、ナオさんの変貌、そして消えたコージとオーフ。これから先ボクたちは何処へ向うのか。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第4話〜悪夢からの覚醒、そして旅立ち〜』に参加しました。
報酬は、経験点507でした。
参加者は、◆マリィ◇ハクビ◆ピリカ◇イーゲル◆クエラ◇です。
ナオ、コージ、オーフ。3人の無事を願ってボク達の旅が始まった。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第5話〜森のトンデモ屋敷〜』に参加しました。
報酬は、経験点505+Iで生活費が180rkでした。
参加者は、◆マリィ◇クエラ◆ピリカ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
魔法使いの屋敷は本当に不思議で一杯だった。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第5話〜ドレス帝国のバーゲンセール〜』に参加しました。
報酬は、経験点500でした。
参加者は、◆マリィ◇ピリカ◆イーゲル◇クエラ◆です。
なんだか、おかしな世界に巻き込まれたみたいだ。でも、ボクは進む道を変えないよ、絶対に。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第7話〜真実はどこに〜』に参加しました。
報酬は、経験点500でした。
参加者は、◆マリィ◇ピリカ◆イーゲル◇クエラ◆です。
いきなり訳のわからない所に来たと思えば絶体絶命。明日も見えなくなってきた。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第8話〜聖女覚醒!〜』に参加しました。
報酬は、経験点514 報酬2000rkでした。
参加者は、◆マリィ◇ピリカ◆イーゲル◇クエラ◆です。
遂に魔王城の場所が判明する。ラオデア様から援助を受け、いざ出発この先には何が待っているんだろう。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第9話〜魔法使い達の遺言〜』に参加しました。
報酬は、経験点520で生活費が60rkでした。
参加者は、◆マリィ◇クエラ◆ピリカ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
ピリカさんは決意したようだ。確かに異論はない、だけど、それはボクが一番嫌いな選択だった……。時間は、もう余り残されていない。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第10話〜精霊の遺跡〜』に参加しました。
報酬は、経験点507で生活費が240rkでした。
参加者は、◆マリィ◇クエラ◆ピリカ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
町の人たちの治療のために、薬草を絶対に見つけなければいけないです!!

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第11話〜精霊と、精霊と〜』に参加しました。
報酬は、経験点500でした。
参加者は、◆マリィ◇クエラ◆ピリカ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
とりあえず、薬草は揃ってよかった。これで町の人は救われる。後は、適当な用事を済ませるだけだね。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第12話〜襲撃再び〜』に参加しました。
報酬は、経験点510+Iでした。
参加者は、◆マリィ◇クエラ◆ピリカ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
ぺティさんが浚われました。救出は困難を極めると予想される。だけど、相手はやはりあの人しかいないと思う。もし、そうなら今回は……

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第13話〜ネズミ退治と兄の過去〜』に参加しました。
報酬は、経験点548+Iでした。
参加者は、◇マリィ◆クエラ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
救出は無事に完了。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第14話〜影の薄いファントムの悲喜劇〜』に参加しました。
報酬は、経験点505でした。
参加者は、◆マリィ◇クエラ◆ピリカ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
ぺティさんが死んだり、蘇生させられたり・・・何だか、予定していた計画をずらされてしまいました。ここまで来たら正面突破が最善になってしまう。今までの悩みなんて、結局は……

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第15話〜決戦……の一つ前の町で〜』に参加しました。
報酬は、経験点500で生活費が150rkでした。
参加者は、◆マリィ◇クエラ◆ピリカ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
ボクの役目はもう終わった。いや、最初からそんな物はなかったんだ。今更だけど、ね。でも、別のやる事が出来た。みんなの無事を祈ってボクはそれをやり遂げよう。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ第16話〜決戦、そして……〜』に参加しました。
報酬は、経験点510でした。
参加者は、◆マリィ◇クエラ◆ピリカ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
町で綺麗な石を露店で売っていました。思わず衝動買い・・・というか、これ魔晶石だよね。まだ残ってたんだ。

セプGMの『聖痕の聖女キャンぺ最終話〜それぞれの未来〜』に参加しました。
報酬は、経験点500 報酬1000rkで生活費が300rkでした。
参加者は、◆マリィ◇クエラ◆ピリカ◇ハクビ◆イーゲル◇です。
帰ってきたみんなにお別れを、全ての命にお別れを。そして、自分の理想に決別を……掲げた理想は、ボクにはきっと大きすぎたんだ。












(くら)い夜の道を歩め。お前に明日はなく、お前に全てはない。虚ろな命は泡沫の夢と消える。
それは神の罰か、人の罰か。努々(ゆめゆめ)迷う事なかれ。母なる大地にある全てはお前を殺すためにある。
装う無かれ、時の定めは全てただ、お前に罪の責を求めよう』

これが、母さんに呪いの牙を残した者が母さんに送った世界の現実だ。
死は逃れられず、生は死を望む物。理想に生き、理想は敵わず己に裁かれて死んでいけ。
そう言われ、そして、母さんは死んでいった。
生きるために努力し、エルフとしての永劫の時を奪われながら、必死に生き抜いたその様を誰が笑おうか。
父さんは、そんな母さんを愛したのだから・・・。
それは、ボクの生きた今までの道に等しい。生は不要なる物であるのだと。



ボクの誓いは英雄になるという望みだった。英雄という奇跡になる事だった。
でも駄目だ。ボクには駄目だ。逃げ回るだけの負け犬だった。
奇跡はただ、神に与えられるだけ、全ては選択のない結末だ。
命には意味はなく、魂には価値がない。あるのはただ、神から作られたというそれだけの事実が刻まれた現実だ。
それは、余りにも大きくて、余りにも届かない奇跡だった。
理想に順じそして夢半ばに費えた命の何と尊い事か。
そして、理想を叶え、未来に殉じた英雄達の強さが今ははっきりと自覚できる。
誓いを胸に、ボクはその言葉に命を奪われるだろう。だって、その罪をボクは許さないから。
歩んだ道は決別の道。あの時誓ったその願い。自分を呪ったその言葉。ボクはその全てを裏切り捨てた。
故に、ボクは、ボクから逃げる事は出来ない。止める声、引き止める声、それは即ちに、ボクを殺せと迫る責。
ねぇ、言ったよね、父さん。あの時の言葉、きっとそう言う事だったんだよね。
でも、子供だった、本当に言い訳でしかないけど、幼かった。
その言葉は、ただ、許して欲しかっただけだったんだと。

「父さん、母さん。ありがとう、産んでくれてありがとう。今までの全部ありがとう。だから」


―――――さようなら BAD END










何かの反省会?

『はーい。こんにちはこんばんは、初めましてさようなら!!デストローイ(RPG−7を発射』

『いや、さようならしちゃ駄目でしょう!?というより、ここグラードだから!ファンタジーだから!そういう武器ないからね!!?』

『えー』

『えーじゃないよ・・・というか、この子、勝手に死んじゃったよ。どうしよう?』

『あーあれ嘘だから』

『嘘なのかよ!?』

『じゃ、本当で』

『どっちだよぅ・・・』

『どっちでもいーじゃん。きっと気付いたら生き返ってるってw あ、そうそう、私達の自己紹介は〜』

『いらないよ!!とりあえず、選択肢を戻って別の選択を選びなお・・・』

『あー無理無理そういうゲームじゃないから〜』

『え、ええ!?これ、後味悪すぎるよ!!?』

『んーそうなのよね〜。とりあえず仕方ない。エクス、おお、死んでしまうとは何事か』

『・・・・(そこから入るんだ』

『エクス君が何故死んでしまったのか。英雄になりたいという願いが何故費えたのか!それを説明していきましょう』

『う、うん。たぶん、あれじゃないかな。英雄になるのに飽きちゃったとか・・・』

『ちっがーう!!(亜空間よりハリセン召喚』

『あべし!?え、ちょ、やりす・・・(往復ビンタで顔が腫れ上がる』

『あのねぇ、エクス君が願った英雄っていうのは人が人でありながらありえない物と戦って勝つってことなのよ。
それは、絶対に不可能とされる事を成し遂げようって事!
ま、最初から無理な願いなのは見え見えだけど〜』

『無理とか・・・そんな事言わないでよ(汗』

『無理なのよ。だって、出来ないと決まっている事を変えようと四苦八苦しようって事が英雄になりたいって事なんだから。あ、英雄になる条件って分かる?英霊でもいいけどー』

『英霊って確かトーヴの暗黒神官が呼び出した奴じゃなかったっけ…』

『そ、呼び出した物。でも、その呼び出したそれが何かわかる?』

『う、ううーん・・・・・・(首を傾げ』

『いい?英雄というのは、人に崇められる必要があるの。ううん、人の群れに“信じられる”といった方が正しいわね』

『群れ?』

『例えば、国、例えば、町、例えば、村。本当に小さな集落。一まとめになった絶対の一つの世界。そこに暮らす人間たちが崇め奉って祀り上げる。そうする事で人は人から英雄になるの。グラード世界じゃ、人間は種族の名前だから、人型と括れる全部の生き物から信仰される事ね』

『ふーん、それって巫女さんとか神官長様とか?』

『そうね。全ての人が崇めているのなら、それは英雄ね。詳しく言うとちょい違うけどこの際そういう認識でいいわ。でも、本当の英雄になる条件はもう一つあるの』

『もう一つ?』

『むしろ、これが先に前提になる条件。それは、いと小さき人の身におきながら、人ならざる偉業。つまり、不可能(ありえない)可能(ありえる)に変える事よ』

『んん??いや、それは無理だよ、だって、不可能ってことは出来ないって決まってる事だから不可能って呼ぶんだし・・・』

『だ・か・ら、無理なのよ、人間にはね。全ての人が出来ないと信じた事実を覆す何て大事だし〜』

『え、ええ!?何でそんな事願っちゃったのさ、エクス君は』

『ま、色々あるんじゃないの?今回の切欠はピリカって子が生贄にされそうだったからって事なんだろうけど、この子、もっと前に誓いを立ててるしねー』

『ええっと……確か、魔法使いのお姉さんに会った所だったっけ』

『そうよ、この時はただの嫌な勘で口にしてしまったのかもしれないけど、その勘は当ってた訳だ』

『コールゴット……座に居わす上位存在への呼びかけと招請の奇跡。あれが行えるのって世界の滅亡を防ぐためとかそういう時期にだけだと思ってたよ』

『聖痕ってイレギュラーね。ま、宿った事については教えてもらってたみたいだけど、違和感を覚えたのは、説明を聞いた時だったみたい。この力の無駄な所に』

『無駄?』

『そ、無駄よ。言うまでもないけど、必要としてないのよね、この聖痕には人間ってプロセスが』

『ええっと……どういうこと?』

『究極、動かせる魂の器があればいいって事。誰でもいいのよ、これは、神様が表に出るために人間達へ送ったプレゼントなんだから』

『え?だって、これ色々な奇跡を』

『そこよ』

『そ、そこ?』

『無駄な所。だって、必要ないもの。いい?“全て”の奇跡を行使できるのよ?つまり、それは、一つの事を最初から示しているの』

『え?だ、だって、病気とか、変な毒とか色々苦しんでる人を助けたりとか』

『わかってないわね〜余分なのはそれなのよ。聖痕は人を助けるためにあるんじゃない。“魔を拒絶”するためにあるの。なのに、何故そんな無駄が必要なの?人間が術を行使するなんてプロセスは要らないわ、ただ、無くしてしまえばいい。それが、不可能とされる魔であるのならね』

『あ、そうか。聖痕って前提がそういう力、だったよね。魔王を押さえつけるためとかそういう事が出来るからだと思ってたから違和感なかったんだけど』

『それで、エクス君は一つの可能性に気付いたの。もしかして、これは、神様を呼ぶためにあるんじゃないのかって』

『あ、だからあんなに使わせないように』

『ま、どうあっても使うことになったでしょうけどねー今回の陰の仕込みには気付ききれてなかったし』

『うーん……彼女の本当の存在に気付けていれば違う方向に進んだのにね』

『大体、殺そうとして恨まないでねとか無理言っちゃうような女よ。何かあるって踏んで調べるのが筋じゃな〜い?』

『いやーでも、ナオちゃん助けるのにみんながんばってたし。どうせ追いかけるの無理だから諦めちゃうって、魔法使いみたいだし』

『魔法使いじゃなくて魔王だったけどー』

『うーん・・・』

『ま、それらが今回エクス君が英雄になってやろうとした事。ピリカって子を神の生贄にさせず、人でありながら魔王を倒しきるってね』

『何で途中でついて行くの諦めちゃったのかなぁ』

『自分の言葉というより、理想があっさりと終わっちゃったら、あなたどうする?
例えば、サッカー選手になりたくて、サッカーを始めて色々と有名になって選手になるのは確実だってマスコミに噂されていたとする』

『サッカー選手って・・・いや、マスコミとかそういうのだしちゃ駄目なんじゃ(ここ、ファンタジーなのに』

『細かい事はいーの!で、その夢がさ、交通事故かなんかであっさり足を複雑骨折して費えちゃったとする。今までの人生を全てそれにかけて生きてきた。そういう夢がぽっと出た事故で壊れちゃうの、想像してみて』

『ん……それは、酷く絶望するんじゃないかな。場合によっては何もかも捨て去って自殺とか』

『自殺は単純過ぎるけどね。ま、ありえなくはないかな〜』

『じゃあ、エクス君はあの時に?』

『適当に訪れた神様の悪戯でぽっきりよ。こうくいっと(手で握れるサイズの棒状の物を折る仕草』

『あ、あの。何か、下が痛いような・・・(思わず股を押さえる』

『うふふ、男としての理想が折れるのって正にそれよね〜(にやにや』

『ちょ、やめてよ、そんな風に見るの!?(お、折れてないけど、何か、今にも折られそうで怖い/汗』

『ピリカって子の心理分析して、止める事は出来ない。仮に止めても、止めるための手段が守ろうとした身近な人の死を容認する事だった。
そう、エクス君が最初に英雄になろうとした動機の逆版ね』

『死を容認する事で英雄になっても、最初に願った。もう、母親のような死を許さないという願いと矛盾する、だからそれで壊れちゃった、のか』

『思春期のまだ幼い少年じゃ、この矛盾を抱えて生きるだけの汚さは持てなかったのね。それこそ正に、“理想を抱いて溺死しろ”って奴よ』

『ちょっと、その台詞使ったら駄目だよ!!?』

『えー』

『えーじゃなくて・・・ああ、もう』

『エクス君は英雄になると決めた。ううん、ならないといけないと心、魂に刻んだの。母親の死に際の世界全ての絶望の中、それでも生きてと言われた尊い願いのためにね』

『人の死を認めることが、英雄になるための手段だと気付いて、それで、誓いを破ることにしたんだね』

『元々、人間は死ぬ事が決まっているの。ううん、生き物は全て死ぬわ、絶対に。その事実から悲しみを消そうとする事を望んで、それが悲しい死を認めることだったなら。諦めて正解と思うわ』

『でも、みんな生きて戻ってきたし、今からでも』

『馬鹿ね、それは、挫折した現実の冷たさ何て神様があっさり変えちゃいましたよって言うような物。それって、“人間”何て初めからいらないって言うのと同じよ?』

『な、何でだよ。ああやって生きて戻ってこれたなら何よりのハッピーエンドじゃないか』

『そうね、それが、人の選択によって切り開いた未来なら、ね。でも、違う。全部、神様のお陰なのよ、あの場に訪れた全てが神様の娯楽だったの』

『それは、コールゴットで生贄になって無事だったアレ?何となくあの場に揃ってる人を見てそうなると思ってたけど』

『なるならないなんてどうでもいいのよ。残った事実が問題な訳。コールゴットという奇跡が何であるのか、それは神官として生きているなら、ううん、全ての人間は知っているわ、その伝説になった奇跡たちを』

『……』

『ねぇ、彼の恐怖は何だったのかしら、彼女の献身は誰のためだったのかしら、消えて行った魂たちの、本当は消えたくは無いと、この世界で愛する者と共に生きて行きたいと、そう願った心は一体何だったのかしらね?』

『それは……』

『魂は有限よ。その人という器に宿されるのは有限なの。元々一つであっても分けた時にそれは別の物になる。ま、分けられた神様は別の物とか思ってないみたいだけど〜』

『神様って世界その物だから全部自分だ問題ないとか言いそうではあるけどさぁ・・・』

『つまり、あの場に揃っていたのはもう別々の魂のはずだったの。そうじゃないと、彼女らの心は全て同じ物になってしまうから。生きてきた証は全部同じ物になってしまう。現実はそうだったって話だから救いが無いわね〜』

『エクス君、皆に言わなかったけど、あの町に残る時にはもう敗北した、後始末が残っている、今更自分が行ってもとかネガティブだったんだよね』

『結局行かないで引き篭もったわね、脇役っぽいからアレでいいんでしょうけど』

『ピリカちゃんのコールゴットを自分がやるって決意。結局無駄だったね。自己犠牲を選んだ魂に、その心に、明日は訪れないから、彼女の行く道は破滅だけが待ってる。生き地獄しかないから、神様は慈悲を与えていたのにね』

『自分でやらないで譲っていれば、そういう心の形は違う物になったんでしょうけど、皮肉よね。救われた後に残ってるのは壊れて消えるよりもっと酷い現実なんだから』

『何とか出来ないかなぁ』

『ならないわね。見てるだけだし、もう飽きたわ〜ラーメン持って来〜い』

『ちょ、ラーメンって。あ、いや、ローファにあるんだっけ』

『っち、非現実名食べ物はないわね、グラード』

『ちょっと、ありえない食べ物とか求めないでよ!?』

『えー』

『えーって・・・・エクス君、結局死ぬしかなかったのかなぁ』

『というか、自業自得だし。英雄になるなんて無理だって分かってたのに願ったんだからね〜』

『こう、物語にはリベンジって必要じゃない、かなぁ?』

『無理無理。終わった出来事は変えられない、わかるでしょ?私達に出来るのは』

『“未来の可能性を変える”だけだね』

『そういう事、未来がどうなるか、それはまだ決まっていないの。うふふふ』

『あのぅ、な〜んかいやな笑みな気が』

『気のせい気のせい(にやにや』

『……エクス君、なんか、擦れた大人にならないといいな(汗』


―――――――BAD END?


武器戦闘データ
  必要
筋力
攻撃力
修正
打撃力 クリティ
カル値
追加
ダメージ
回避力
修正
防御力 ダメージ
減少
技能
ファイター技能 1 1 1
シーフ技能        
レンジャー技能    
冒険者レベル +4
能力値
器用度ボーナス 3
敏捷度ボーナス 3
筋力ボーナス 2
武器
ショートソード 7 0 7 10 0
トンファー 7 1 12 12 0
           
           
スモールシールド 0 1
       
ソフトレザー 7 0 7 0
         
総計   攻撃力 打撃力 クリティ
カル値
追加
ダメージ
回避力 防御力 ダメージ
減少
剣と棍 4/5 7/12 9/11 3 5 7 4
               
               
Presented by 森の守人

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