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グラードとの違い

 エンファータの舞台は、遊戯会のTRPG活動において使用されている世界『グラード』とは異なる、世界及び大陸のレングラート地方あるいはアルケナル地方という地域です。以下にエンファータとグラードの主な相違点を簡単に述べておきます。

ルールの違い Edit

キャラクター作成ルール Edit

グラードでは3回作成ダイスを振り、その中から一つ選ぶという形式ですが、エンファータでは異なるので注意が必要です。
エンファータでは3回チャンスがあるのは同様ですが、作成ダイスは振る毎に、前に振ったものは破棄されます。GMをすることで得られるGMPを使用することで、更に振り直すことが可能で、また、ステータスを保持しながら生まれだけを振り直すことも可能です。

追加アイテムについて Edit

ハウスルールで追加されたアイテムについては、グラードのものと大きく異なります。
詳しくはアイテムのページをご覧ください。

銀の射撃武器について Edit

射撃武器で銀製の弾を用いる場合でも、エンファータでは武器は銀化する必要はありません。

社会点 Edit

レングラートでは社会点というルールを設けています。端的に言うならSW2.0の名誉点のようなものです。詳しくは後述します。

キャラクター枠の増加 Edit

グラードではキャラクター枠の増加は『Bランク特典』及び『Sランク特典』によるものでしたが、エンファータではPCの総経験点が16000毎に1枠増加します。また、初期作成可能枠は3枠あります。

エンファータの地理と世界観 Edit

エンファータの地理 Edit

エンファータでは同名の超大陸一つと海に浮かぶ多数の島々から構成されている世界です。グラード大陸とは異なり、人間などの人の領域は大陸内部には殆ど存在せず、大陸の海沿いや島々が人々の主な領域となっています。
他にも大陸は存在するかもしれませんが、少なくともエンファータの人々には発見されていません。
大規模と言える国家は現存せず、国家や組織に大きな力はありません。

空中大陸 Edit

グラードと同様に空中大陸の存在が認められています。同一のものかは一切不明です。

エンファータの気候 Edit

エンファータでの主な舞台となるレングラート地方はそのほとんどが熱帯に属する気候であり、服装もいささか開放的な印象を与えます。ですが、冷帯に属するノース諸島や乾燥帯に属する渇きの島など、一部の島々のように特殊な気候である場所もあります。

エンファータの文明 Edit

エンファータは古代の超文明が存在しますが、その技術は失伝しており、トロウ程の科学技術や魔法技術は存在しません。魔化武器は全て遺跡から出土するものです。
科学技術レベルはルネッサンス~大航海時代末程ですが、一部生物的な産物を利用することで、快適に過ごせる程度の暮らしが可能です。
飛行や鉄道、蒸気などといった類は未だなく、火薬も存在しません。

エンファータの神々 Edit

エンファータでは十二神ではなく九大神と呼ばれる神々が居り、9人の神々は纏めて人々に信仰されています。
九大神信仰されているのは人間を中心とした星霜と呼ばれる人々であり、狭間と呼ばれる種族には信仰されておらず、深淵と呼ばれる人々の敵対種族には別の神がいます。
レングラートの人々は、九大神を善なる神と考え、敵対種族の神を悪だと思っています。その為、グラードの神々の様な表裏性は少なくとも星霜の人々にはあまり考えられていません。

エンファータの魔法 Edit

プリースト魔法、及びシャーマン魔法は基本的に同等のものです。ソーサラー魔法に関しては、エンファータのそれは魔導力学とは大きく異なります。詳しくは後述いたします。

エンファータの言語 Edit

基本的にそれぞれの地方語以外はほぼ同様です。古語の扱いもグラードと同じですが、魔術体系の違いから、『記述式』は『ルーン語』と読み替えます。

エンファータの種族 Edit

エンファータには人間ハーフエルフセファイトエルフ(エルフ)、ドワーフクラケット(グラスランナー)の他、ボーンレットライグルパクタックオークとグラードにも存在するいくつかの種族がいます。他にもレングラート独自の種族が存在します。

オリジナル種族のPC使用 Edit

ジェルクエルフ(ダークエルフ)、テルミナスユニスロスセージブロッサムガルハドラ、などのオリジナル種族がPC用に用意されています。
詳しくは『種族』のページをご覧ください。

エンファータでは存在が確認されていないグラードの種族 Edit

存在が確認されている、PC不可種族 Edit

  • フェアリー:基本的に文化などはグラードのそれと同様ですが、PCにはすることができません。
  • グリィラル:基本的に文化などはグラードのそれと同様ですが、PCにすることはできません。
  • ゴブリン:敵対種族です。PCにはできません。
  • コボルト:敵対種族です。PCにはできません。

種族間の文化交流 Edit

 グラードと同様に、ハーフエルフは迫害されてはいません。セファイトエルフとは比較的交流は薄めですが、ジェルクエルフとは交流が活発なため、ハーフエルフも数は相当あり、理解はあります。
ジェルクエルフは見た目こそダークエルフと同等ですが、特に暗い背景はなく、むしろ人間社会と広く交流があるので、レングラートではジェルクエルフの方が一般的なエルフとされています。
一方でガルハドラという種族は異形の姿をしているため、トロウのダークエルフの様に社会的地位は低く、差別や偏見を受けています。

敵対種族の存在 Edit

一方で、グラードとは違い、明確に人族に対する敵対種族がいます。
総称して『深淵』と呼ばれる敵対種族は、ガルクランと呼ばれる支配種族とゴブリンオーガーなどといった下位種族で構成されており、人間を中心とした人族にとっては明確に敵対しています。彼らは破壊を司るガラクヴァ神を信仰しており、決して人間たちと相容れることはありません。(SW2.0の蛮族に近い存在と考えてよいでしょう)
詳しくは『深淵の者』のページを参照ください。

エンファータの技能 Edit

ファイター技能
戦術以外のアビリティは全て削除されました。
シーフ技能
ルアーブルで活動するシーフは顔見世料として250rkを陸か海、あるいは両方のギルドに支払う必要があります。その代り年会費は不要で、生活費がレベルで上がる事もありません。
レンジャー技能
変更点はありません
バード技能
一部アビリティが排除されています。
セージ技能
変更点はありません。
シャーマン技能
変更点はありません。
プリースト技能
当ガイドライン内の「エンファータの神々と宗教」の項をご覧ください。
ソーサラー技能
当ガイドライン内の「エンファータの魔術師」の項をご覧ください。

エンファータ追加技能 Edit

スカウト技能
いわゆる『手錬士』で、盗みと戦闘の出来ないシーフといったような技能です。使用できるアビリティは『スカウト技能』の項目を参照ください。
ガンスリンガー技能(取得制限あり)
古代の遺産である、『ガンスリンガー銃』を使用して銃を撃つ技能です。銃を撃つことしかできませんが、非常に高い威力を持ちます。マスケティアとは大分特性が異なります。
グラップラー技能(取得制限あり)
ファイター技能シーフ技能を取得している必要があります。素手や格闘武器による戦闘を特化させる技能で、レベルが上がるごとに戦闘を補助するアビリティが取得できます。ボーンレットが編み出した戦闘技術ではありますが、パンタグアムとは大きく異なります。

エンファータにはない技能 Edit

パンタグアム技能
エンファータでは代わりにグラップラー技能が存在します。しかし、パンタグアムの技能とは違いファイター技能シーフ技能の取得が必須であり、毛色の違うものとなっています。
マスケティア技能
エンファータには火薬が存在しない為、マスケティア技能は存在しません。代わりにガンスリンガー技能が存在しますが、弾の種類が豊富であり、弾は魔化され、MPを消費することで使用することができます。
エンジェル技能
エンファータの神官たちも必ず天使と契約していますが、干渉する力を持たない為、エンジェル技能は取得、使用することはできません。

エンファータの世界文明 Edit

エンファータの文明について

使用言語 Edit

  • 大陸共通語が(島々を含め)普及しています。
  • 地方言語は現在ではあまり見られません。せいぜい方言程度でしょう。

通貨単位 Edit

  • エンファータ世界の通貨単位はトロウと同様に『ルクス(rk)』と呼ばれます。起源は違いますが世界中の人社会で共通通貨として利用されています。
  • 紙幣は現在では信用力の問題から存在しません。金貨か銀貨のみとなります。

と時間 Edit

  • 一日は24時間、一年は365日と、ここはグラードと変わりはありません。
  • 神の名をにつけるのは同様ですが、平均40日の9つのと年末の5日間の1つのがあり、少々異なります。最後の<神>九大神と定められ、神々に感謝するとなっています。

科学技術 Edit

  • レングラートではの建造技術などは発展していますが、火薬は存在しませんし、蒸気機関などと言ったものも未だ発明されてはいません。その代り特殊な生物を用いることで快適に生活することができます。
  • 大都市には活版印刷の初歩的な物がありますが、技術はまだ低く、丈夫な紙も高価です。その為、本は非常に効果で貴重ですし、大半は写本であるため、あまり部数は出回っていません。新聞などは当然存在しません。

グラードとの関係性について Edit

グラードにはエンファータと同様にルアーブルという街とハーフェンの碇が存在しており、空中大陸もどちらにも存在しますが、それ以外の関係性については一切不明です。神話による限りでは一部似通った点も見受けられますがそれもまた関係性は不明です。
エンファータの人々は当然ながらグラードや異なる世界について存在すら知る事はありません。

エンファータの宗教と神々 Edit

グラードのプリーストとの違い Edit

信仰する神 Edit

神官達はグラードの十二神の代わりにエンファータの九大神(ナインズ)を信仰します。
それ以外の神は人族と敵対する邪神なので、それらの神を信仰する場合は暗黒神官となります。ナインズ信仰する者でダークプリーストとなっているものは存在しないとされています。

天使との契約 Edit

グラードと同様にプリーストには必ず天使が存在します。ですがエンジェル技能は存在しませんので、有利に働かせるような力はありません。

エンファータの神々 Edit

エンファータには九大神(ナインズ)と呼ばれる人々を助ける神々が存在し、PC達はこの9柱の神の中から一つ自分の信仰する神を選択することができます。

  • ガラクヴァ(破壊・腐敗・混沌・恐怖) → カニクヴァ
    何れの神々も完全に一致というわけではありませんが、本質が近いものを挙げました。また、追加魔法に関しては少々異なりますので九大神のそれぞれの記事をご覧ください。

イーヴノレル、レーティ・パルは一部に通った性質を持つ神もいますが、同様の神はいないようです。

『腐敗と創造の石』パスツェル Edit

エンファータには『パスツェル』と呼ばれる黒い石が大地の奥底に埋まっており、ガルクランと呼ばれる種族はこれを用いて様々な奇妙な効果をもたらします。ペトラと呼ばれるガルクランの一氏族はパスツェルを神として崇めており、特殊な神聖・暗黒魔法を使用することができます。
ガラ・デ・パスツェルとの関連性は一切不明です。

エンファータの宗教 Edit

エンファータ大陸では、九大神という神々が居り、人間社会はその神々を信仰しています。それぞれ、秩序や自由、幸運、愛、知識、芸術、技術、生死、勇気を主に司るそれら神々は、人間の生の営みを見守り、頑張る者を助ける存在です。大地神や自然神など、自然を司る神がいないのも特徴です。

また、破壊を司るガラクヴァを筆頭に、人の生を(人間からすれば)いわば悪に導く、様々な邪神(ヴェルラグ)たちがいます。この邪神たちは、ガルクランをはじめとする敵対種族や、ダークプリーストなどに信仰されています。

エンジェル Edit

エンジェルについては前述のとおり、存在はしますがエンジェル技能のような力は発揮できません。

エンファータの魔術師 Edit

 エンファータのソーサラーはグラードの魔導力学とは大きく異なります。ソードワールドのソーサラーの方が近いと考えてよいでしょう。

起源 Edit

古代の超文明の際に編み出された術とされています。現在技術の多くは失伝しており、体系を組み直している最中です。

ヴィサルガ Edit

エンファータの魔術師は<神>と呼ばれる存在が生み出した5つのから力を受けとり魔術を行使することができます。ヴィサルガは体の一部に走る紋様で、からの力を受け取る受信機のような役割を果たしています。紋様はルーン語を崩したような形をしており術者によって形が異なります。

舞踏魔術 Edit

ソーサラーは呪文を使う際には、詠唱と両手の動きで紋様から力を引き出し、発動体から呪文の効果を導き出します。その動きと詠唱は、まるで舞を舞って歌っているようにみえることから、別名を『舞踏魔術』とも言います。

社会点購入判定 Edit

エンファータでは社会点というルールを盛り込んでおり、これを消費することで購入判定を行わずに高品質の武器を取得することができます。
また、特殊な技能、一般技能の取得やマジックアイテムの獲得、住居の取得、組織への所属・昇格、特殊な設定や追加魔法の取得などが可能になります。
詳しくは社会点使用項目のページをご覧ください。

しかし、一部の品目には購入判定が必要なものもあります。その場合は記載してある目標値をセッション終了後に出す必要があります。

高品質、魔化武具の取得日数削除 Edit

グラードでは高品質武具や魔化武具の取得には一定のセッション数の経過が必要でしたが、エンファータでは社会点を消費するため、届くまでの日数は一切ありません。

魔化に関して。 Edit

エンファータに存在する魔化武器は古代文明の遺産であり、現在では復元不可能な技術です。その為取得される者は全て遺跡から出土したものであり、既存の武器を魔化させることはできません。

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