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生活 のバックアップ差分(No.4)


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この項目では、エンファータに生きる人々の生活について解説します。
都市別、種族別、階層別に分けて解説していきます。

*星霜の大都市に生きる人々 [#q42423ea]
ルアーブルやアルケナル諸都市など、特に種族を絞らない大都市で生きる人々です。
階層は幅広く、さまざまな人々が相互に関係して生きています。
ここではルアーブルを例にとって解説します。

**一般市民 [#o5d41f01]
こういった大都市における一般市民は、都市の機能の柱となる行政や貴族、商人などを支えながら日々の糧を得ています。
具体的な仕事としては、都市衛生の維持のための清掃員、商人達が経営する店の従業員、神殿や貴族の家の下働きなどです。
日雇いの仕事も多く、取り敢えず港の方に行けば、商船からの荷の積み降ろし、工事の建材運びなど単純な肉体労働が溢れています。
住居は基本的にそれぞれの経済力に合わせた共同住宅の借家です。冒険者や流れ者ほどではありませんが、隣人の入れ替わりもそこそこあります。古くからその都市の血として生きてきた市民は、スラムにほど近いダウンタウンの片隅にささやかな我が家を持っている事がありますが、都市からすれば違法建築ということもザラです。しかし、都市もそれを取り締まることは滅多にありません(取り締まって更地にしても管理しきれない上、一部慣習と化しており、反発を受けるため)。
一般的な生活スケジュールとしては、朝4時頃に起床、ナインズに祈りを捧げ、5時までには仕事の支度を終えて、6時頃には仕事に。休憩なども挟んで17時頃まで働き、20時までにはその日の内にやることをこなし、ナインズに祈りを捧げ、21時頃には眠りにつきます。朝早く夜早いのは、夜間に灯す照明にかかるお金もバカにならないためです(アーベ地方周辺は赤道下の地方のため、世界平均から見るとこれでも遅い方です)。そのため、生活のサイクルが我々現代人と比べて3時間近く早くなっています。無論、この辺りは地域によっても変化します。
こういった大都市における一般市民は、都市の機能の柱となる行政や貴族、商人や職人達のギルドの一員となり、あるいは縁の下で支えながら日々の糧を得ています。
主な仕事としては、都市衛生の維持のための清掃員、商人達が経営する店の従業員、神殿や貴族の家の下働きなどなど、都市にもよりますが非常に多様性があります。日雇いの仕事も多く、取り敢えず港の方に行けば、商船からの荷の積み降ろし、工事の建材運びなど単純な肉体労働が溢れています。
住居は基本的にそれぞれの経済力に合わせた共同住宅の借家です。冒険者や流れ者ほどではありませんが、隣人の入れ替わりもそこそこあります。古くからその都市の血として生きてきた市民は、スラム内や、スラムにほど近いダウンタウンの片隅にささやかな我が家を持っている事がありますが、都市からすれば違法建築ということもザラです。しかし、都市もそれを取り締まることは滅多にありません(取り締まって更地にしても管理しきれない上、一部慣習と化しており、反発を受けるため)。
一般的な生活スケジュールとしては、朝4時頃に起床、ナインズに祈りを捧げ、5時までには仕事の支度を終えて、6時頃には仕事に。休憩なども挟んで17時頃まで働き、20時までにはその日の内にやることをこなし、ナインズに祈りを捧げ、21時頃には眠りにつきます。朝早く夜早いのは、夜間に灯す照明にかかるお金もバカにならないためです(レングラート地方周辺は赤道下のため、世界平均から見るとこれでも遅い方です)。そのため、生活のサイクルが我々現代人と比べて3時間近く早くなっています。無論、この辺りは地域によっても変化します。
人材的には一山いくらという存在ですが、役割としては都市の血と言える重要な人々です。

**学者、職人、都市商人 [#p02fe3f4]
このような職を持つ人々は、一般市民とは少し違う生活を送っています。
***学者、職人、都市商人 [#p02fe3f4]
このような職を持つ人々は、一般市民の中でも少し違う生活を送っています。
まず、彼らはそれぞれギルドや学院といった都市ごとの組織の一員として属していることが殆どで、自分の個人の仕事とは別に、組織からの仕事を受けて糧を得ています。
従って都市との結びつきも強く、また代々子孫に受け継いでいくものが多いため、拠点となる我が家や商店をセントラルなどを中心とした都市の要所に有している事が殆どです。
一般的な生活スケジュールは一般市民とそれほど変わりありませんが、日々の糧に困るというほど貧していることは稀なため、時間には余裕を持っています(仕事が忙しい時は別として)。
また、一般市民に仕事を提供する雇用者としての一面も強いため、都市の骨と言える人々です。
一般的な生活スケジュールは他の一般市民とそれほど変わりありませんが、日々の糧に困るというほど貧していることは稀なため、時間には余裕を持っています(仕事が忙しい時は別として)。
また、他の一般市民に仕事を提供する雇用者としての一面も強いため、都市の骨と言える人々です。

**貴族 [#d332a3b1]
都市に住まう貴族というのは、基本的には領地を持たないタイプの貴族です。あるいは個々の事情により代理人を介して遠隔経営を行っている場合です。
彼らの仕事は、当然ながら自分が行政から預かっている職務の遂行、有している権利や義務を行使、全うすることです。また、それら仕事や趣味などを通じて家の収入に応じた適切な散財をし、市民に財を還元することも、経済的には彼らの仕事のひとつと言えます。
例えば、交易品の一品目についてその売買権の何割かを預かっている貴族であれば、その仕事は「その売買権を通じていかに国や都市、家に利益をもたらすか」ということになります。そのためには商業ギルドとの会合や連携は必要不可欠ですし、個々の商人達と顔合わせをし、自分の売買権を預ける商人と懇意にする必要があります。同じパイを取り合わないために自分と同じ品目の売買権を持つ貴族とも仲良くする必要がありますし、似たような仕事を持つ貴族とも縁を持っておけば、何かで頼れるかもしれません。
そういった仕事のため、貴族はよく食事会や舞踏会といった催しを開きます。催しの内容によっては貴族だけや特定の職を持つ者の間で内々に行われることもありますし、一般市民の参加を広く許可することもあります。こういった場合、主宰する貴族達の懐具合に応じて適切な散財をすることが美徳であると考えられています。
無論、既に動き出している仕事については逐一、指示を出す、命令書を書く、報告書を読む、許可願に承認するといった書類仕事も待ち受けています。机に座ってふんぞり返っているだけでは、真っ当な貴族とは言えません(有能な人材を見極めて採用し、彼らに仕事を分担させ、最終的な責任や貴族としての顔が必要な場合にだけ動くというタイプはこの限りではありません)。
また、後継者を育て、家を維持するというのも立派な貴族の仕事のひとつです。これを怠ると往々にしてお家騒動の原因となるため、都市や国の執政者からもいい顔はされません。ここで家の仕事の為に、有力な商家や他貴族と利益優先の婚姻や養子縁組を結ぶということは、貴族として極当たり前のことです。
生活スケジュールに関しては家あるいは個人ごと、日ごとの変動が大きいためになんとも言えませんが、有能な貴族は一般市民よりも長時間働いていることが殆どです(一見は夜通しパーティーで談笑を交わしているように見えるかもしれませんが)。財政的にも余裕があるので、ソーサラー見習いを下働きの一員として雇い、夜になったら家にライトの照明を付けて回らせるという事もできますので、活動可能な時間が一般市民と比べて長いということもその理由のひとつです。
住居に関しては、ルアーブルで言えばほとんどはアーベルリムかヒルサイドに立派な邸宅を有しています。その中でも、都市に古くから根付いている貴族はヒルサイド、アッパーサイド、バーグヒルといった古くからの住宅街に邸宅を有していることが多く、新興の貴族や、あるいは受け持つ仕事が変わって比較的最近ルアーブルに居を構えた貴族は、セントラルやインナーリムに邸宅を有していることもあります。

**冒険者 [#d6c3dfa9]
**冒険者や傭兵 [#d6c3dfa9]
冒険者や傭兵は、都市においては有能なトラブルシューターであり、同時にトラブルメーカーでもあり、歓迎すべき大口の消費者でもあります。
彼らの仕事は言うまでもなく、都市に住まう様々な人々の様々な依頼を解決することです。依頼人が独力では解決が難しい問題を、報酬を代価として請け負い、解決します。具体的には「冒険者」「冒険者の宿」「浮雲の碇亭」「アローンライナー」「傭兵」などの項を参照して下さい。
彼らはたまに特有の暴力沙汰やいざこざを起こしますが、そんなことは気にされない程度には都市にとって必要な存在です。その理由のひとつとして、彼らは多量の飲食、日用品、消耗品、または決して安くない武器防具、魔法の品などを買い求め、その代価として依頼の解決や遺跡探索で手にした金銭や貴重品を商人にもたらしてくれる消費者――いわば、経済の循環者なのです。
上記の理由のため、殆どの冒険者や傭兵は、時におっかない存在ではあるものの、広く利益をもたらしてくれる存在として、都市の人々から人気を得ている英雄候補なのです。
彼らにとって都市における生活スケジュールというものはないも同然です。ただ、やはり夜間には危険察知の問題から活動を抑える者もいます。
住居は御存知の通り、それぞれの経済状態によって様々です。好んで共同住宅に居着くものや、多少苦労してでも良い所に住もうという者もいます。しかしランクが上がるに連れいい装備をするようになると、資産管理の問題から治安の良い高級住宅に移るようになっていきます。

**スラム生活者 [#f7fa7ec5]
都市においては小さな血管の一本であり、また処理しきれない老廃物のような存在。それがスラムと、そこに住まう人々です。
スラムの殆どは市外壁の外にあり、そこに住まう人々がめいめいに打ち立てた無数のバラックによって構成されています。港を有する都市においては、木造船を数珠繋ぎにして作り出した海上のスラムが存在することもあり、そういった場所はルアーブルを始めとしてシースラムと呼ばれています。
スラム生活者は基本的に、個々の事情によってそこに住まうことを余儀なくされています。都市内の借家を借りるだけの経済力がない、市内に入るための条件を満たしていない、都市の経済には頼りたいが官憲には目をつけられたくない、などです。

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