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ソル＝パル

九大神の一人であるソル＝パルは、ローブを身にまとった中性的な顔立ちの神として描かれます。その左手には白紙の本が、右手にはペンをもっています。

なお、エンファータの神話では、ソル＝パルは世界が始まってからの歴史を記し続けているといわれ、そのため、この神は時間も司ると見做されています。これは『知恵も知識も、蓄積がなければ次もなく、それは、過去がなければ現在もなく現在がなければ未来もない』ということを意味します。

知恵・知識を司る性なき神 †

神話でも知恵・知識を収集することに熱心だったソル＝パルと同じく、ソル＝パルの信者は広く物事を見聞しようとします。また、彼らは、基本的に、知を広めることにも熱心です。他者に知がなければ、新たなる知も得られないのですから。

• 本質：その神の本質である属性です。
• 側面：その神が、人の世界でどのようなものを司っているかを記載しています。
• 誓い：その神の教えの根本であり、信者の誓いです。
• 戒律：信者が、神の教え（誓い）を実践するための具体的な行動指針などを記したものです。

聖印 †

ソル＝パルの印は「筆」で、鵞ペンをモチーフにした図案が使われます。これは、知を追い求めるだけでなく、記して広めなければならないこと、歴する（記録）しなければならないことを意味しています。

ソル＝パル信者の聖本 †

ソル＝パルの神官がもつ聖本は、表紙に銀文字で「知が満たされなければ、新たな知は生まれない」と神聖文字で記された、中身は真っ白のなにも書かれていない本です。神官たちは、自分の見聞きした経験から残すべき価値ものを、それに書き記していきます。その書き記したものが増え、すべて埋まると、それをソル＝パルの神殿に奉納し、また新たな白紙の本を受け取ります。

エンファータでの信仰 †

ソル＝パルは、その神の教えからか、学者やソーサラーなど、いわゆる「学のある人々」に信仰されています。つまり、全体としての信者数はそれほど多くありません。とはいえ、以下に述べるように、ソル＝パルのテンプルとその信仰は、人々の生活に無くてはならない役割を果たしているのです。

テンプルについて †

ソル＝パルは知識を蓄える神であり、また、ソル＝パルのプリーストは必ず見聞したことのうち残すべき知識を聖本に記し、ソル＝パルの神殿に奉納することから、ソル＝パルの大きなテンプルは、知識が集合する図書館としての役割があります。ただ、知識は集まってこそ意味があるということから、テンプル自体は、ト＝テルタと同じく、人口が多くて人の動きが活発な都市にしかありません。
テンプル間の交流も活発で、それぞれのテンプル間が独立しているのも、ト＝テルタのとよく似たところです。そうすることで、お互いの知識に優越をつけず、お互いの知識を滞りなく交換しているのです。

そんなソル＝パルのテンプルですが、神官／修練者の活動は活発で、人間社会の様々な場所、小さい村などにいることもよくあります。（江戸時代の寺子屋みたく）読み書き算術や歴史・徳育などを小さい子供に教えるソル＝パルの神官／修練者はよくいます。テンプルとして初等教育はサポートしませんが、やはり、知識は教えるものとソル＝パルも言っていますし、ソル＝パルに仕える人は教育熱心な人が多いようです。

ルアーブルにはソル＝パルのテンプルがあり、学者などに図書館として利用されています。また、知識が集まり学者なども利用するため、高等教育を受けられる場でもあります。（もちろん、他にも高等教育を受けられる場所はあります）

セージブロッサムの神 †

狭間の民であるセージブロッサム／セフィロトは、ソル＝パルによって生み出されたと言われており、そのためか、彼らの中にもソル＝パルの奇跡を使えるものが時折います。ただし、彼らが、ソル＝パル（九大神）の信者になることはほとんどありません。もっとも、ソル＝パルの信者でなくとも、生きた図書館ともいえる彼らの振る舞いは、まさにソル＝パルの願いを体現しているのですが。

追加魔法 †

ソル＝パルのプリーストは、「プリースト追加魔法」ページにある、プリースト共通追加魔法および、ソル＝パル追加魔法を使用できます。

• プリースト追加魔法

関連カテゴリ †

• エンファータの世界観
• 神々と宗教

更新履歴 †

• 15/02/18：追加魔法について記載。