ホーム > SandBox > 大いなる焔の果ての物語

SandBox/大いなる焔の果ての物語

  • シルバルを舞台にした最新シリーズのログ倉庫です。今までのシルバルの話との関連性はありません。
  • 作成:てく。

あらすじ Edit

(1)~(5)
ロン導師(SandBox/怪獣狩人)のモンスターハントで、遺跡のガーディアン(ヒュジキキ)を倒した冒険者たち。しかし、その後、ロン導師と彼らはバジャールに呼び出され、その時に手伝った盗賊アリバーが遺跡の中のものを盗んで姿を消したことを伝えられる。
そして、他の遺跡にある品物の回収を命じられるのだが、盗賊アリバーに先を越され続けてしまう。


(6)
その一連の争奪戦で明らかになったことだが、盗賊アリバーが盗み出していたものは、いにしえの神というはるか昔にシルバルを治めていた5柱の神々の神器だった。

最後の5つ目の神器を探して死の街マリヒャーに向かった一行は、そこで、ティガ教団の黒ローブの女が5つの神器を使い、盗賊アリバーに何かを「神下ろし」をしようとしている現場に遭遇する。激戦の末それは食い止めることに成功したが、黒ローブの女には逃げられてしまう。
また、フィルサスの戦士アザグがその儀式の影響を受けたのであった。

もっともアザグの生い立ちには秘密が多く、いにしえの神とのつながりがあるという ―――

(※アザグはシャマシュの神殿で発見され、マスター・オブ・マスター達との激戦の果てに倒され、フィルサスで育てられたという)


(7)
リザルドの案内で、砂漠の奥深くに住む最高賢者と呼ばれる存在に会った一行は、この地の真実を知る。

シルバルはなぜエンファータのほかの部分と神話が大きく違うのか?
かつては豊かな水も緑もあったのに、深淵の森神話にある黒き森、そして〈竜〉の伝承がないのはなぜなのか?
その答えは、シルバルの古の5柱は、〈竜〉に勝利したからだった。

古の神話では、5柱の神は、1柱の神マルドゥークを生みだして祖たる母神に戦いを挑み、母神・将・11の獣を打倒して、彼らを引き裂き世界を生みだしたという。その神話ガラクヴァ〈竜〉との戦いを意味していたのだ。
そうして、役割を終えた5柱の神は眠りについたという。

だが、ティガの死の信奉者たちは、彼らが仕える古の神々を呼び覚まそうとしている。
そのために、マリヒャーで、神マルドゥークを下ろし、そして、祖たる母神を蘇らせようとしたという。
アザグは、その神マルドゥークを下すための依り代として準備され、アリバーはその代替として選ばれていた。

ティガの信奉者たちは、神マルドゥークを神下ろしし、祖たる母神を蘇らせることで古の神話をやり直し、5柱の神と始まりの神にして王マルドゥークを復権させようとしていた。
その力で、(帝国の血を受け継ぐ)新しい世界の王であるサウザンスターズバジャールを打倒し、ナインズを放逐し、神々の世界を作り出そうとしているのだ。

祖たる母神を蘇らせるのは、ガラクヴァ〈竜〉を呼び覚ますことであることも知らずに ―― 


(8)
一行はサウザンスターズに急遽呼び出される。
先日マリヒャーで回収した神器を奪い返そうと、ティガ教団が総力を挙げて襲ってくるという。
だが、それを逆に利用してティガ教団を撃退するだけでなく、彼らのトップである黒ローブの女を捕まえるという。

一行は、彼らの女神であるイナンナの神器を守ることになった。
イナンナの神器とアザグがいれば、黒ローブの女が直々にやってくるだろう。
果たして、その通りやってきたティガ教団の者たちを死闘の末に倒し、黒ローブの女を捕まえることに成功する。

だが、その直後、サウザンスターズを炎の巨竜が襲う。その背に『5』と記された獣が。

『 物事は、もう始まっているのですよ ―― 』
そう言って、ティガの女はひそやかにほほ笑むのだった。 


(9)
先日サウザンスターズを襲った獣は、はたして、古の神話に出てくる11の獣の一体だという。
マリヒャーの儀式で、神下ろしの儀式は中断された。
だが、祖の女神を蘇らせる儀式は完了しており、古の神話は再び始まっていたのだ。

11の獣たちは、古の神話でそれらを倒した神マルドゥークの力が無くては完全には退治できないらしい。
それらを倒すには、マルドゥーク神の力を下ろす儀式は完了しないといけないのだ。
黒ローブの女と神イナンナの狙い通りに。

だが、神話をまたやり直しても、今と同じく、ふたたび古の神々は眠りにつくだけ。どうするつもりなのか?

黒ローブの女にその疑問をぶつけた一行は、その反応とソルパル神の啓示で、
神イナンナが最終的にマルドゥークの力を奪おうと狙っているのを悟る。

—--しかし、それは神イナンナを倒し、物事をすべて解決するチャンスでもある。

そこで、一行は、まずはティガ教団と手を組んで、神マルドゥークの力をアザグにおろす儀式に向かう。
マリヒャーでの儀式で、アザグは乗っ取られかけるものの、絆の力でそれに抵抗し、無事に儀式が完了する。

祖たる母神が持つ『書版』という神器を手に入れることで、
イナンナの狙いをくじき、神マルドゥークの力をアザグから外すこともできるという。
そして新たな神話を作ることも ―――。

そのためには、まずは11の獣を倒すのだ。

――― 物語は続く。

登場人物 Edit

  • バジャール
     サウザンスターズの青年王。現在のシルバルで最も強い者(アジルジャヴァル)でもある。性格はものすごく俺様。
  • 『天眼』ファースト
     フィルサスのマスター・オブ・マスターのトップ。ジェルクハーフエルフで凄腕のシーフ
  • 盗賊アリバー
     盗賊の街カフラバイの盗賊。ヒュジキキ(ヒュジック)の回で古の王の遺跡に入った後消息不明。バジャールとファースト曰く、シルバルを揺り動かす重要なものを持ち出したとか。その後、死の街マリヒャーで救出される。なお、シャマシュの遺跡(ヒュジキキ回)で、遺跡の中でアイテムを手に入れた後は記憶がなく、支配・操作されていた模様。
  • モルジアナ
     盗賊アリバーの婚約者。かなり行動派。
  • 黒ローブの女
     ティガ教団の高位の司祭。今回の事件の黒幕か?

設定 Edit

いにしえの神 Edit

はるかな昔、シルバルを支配していたという神々。長い長い時を経て、その神々も死の眠りについたというが、その信仰は根強く、何百年も何百年も前に帝国と共にやってきたナインズ信仰も5大神に纏められるなど、今のシルバルにも影響を与えている。

いにしえの神の名司るもの現在の信仰との対応
エンリル荒々しい嵐の神幸運の神トテルタ
エア知恵と水の魔法神知恵と水の神ソルルト
ナンナの神豊かさと技術の神レグラナ
シャマシュ太陽と正義の神炎と正義の神アルヴァ
イナンナ愛と戦いの神癒しの神ヴァルナ

なお、いにしえの神の中でもイナンナは冥界神でもあり、また、シャマシュは死の国への道を作るものだともいわれている。

神話 Edit

はるかな昔、5柱の神がおり、その力をもって世界を治めていた。しかし、彼らの母たる神はその秩序を喜ばず、11の竜とその王たる1柱の神を生みだして、5柱の神々と戦いを挑んだという。5柱の神々は新たな神マルドゥークを生みだし、マルドゥークは11の竜とその王を打倒し、彼らと母たる神を引き裂いて世界を作り直したという。

ティガ教団 Edit

ナインズティガ=タルナ神の中でもタルナ(死)を冠した信仰で、人々に死を与える暗殺者教団。この教団ははるか古くからあり、現在はティガの名を冠しているが、実際にはいにしえの神「冥界神イナンナ」を奉じている。

セッション Edit

  • (1)『 大いなる焔の果ての物語(1) : 盗賊アリバーと針纏獣ヒュジキキの遺跡 』
    ロン導師が見つけ出した伝説の魔獣ヒュジキキ(ヒジュック)。それをハントしにマステレポートで送り込まれた一行だが、そこはシルバルの盗賊都市カフラバル近くだった。盗賊アリバーという者と出会った一行は、アリバーと共に古代の王か何かの墓を守るヒュジキキを倒すのであった。
  • (外伝)『 大いなる焔の果ての物語(外伝) : ワークワーク島の砂アザラシとモノブロス 』
    ロン導師とともにバジャールに呼び出される一行。バジャールはヒュジキキの遺跡が明けられたことを知り、あの場所をどのような方法で見つけ出したのかを知りたがっていた。説明を聞いたバジャールは、一向に、モノブロスのハントを命じるのだった。
  • (2)『 大いなる焔の果ての物語(2) : 舞雷竜ベルキュロスの遺跡 』
    バジャールの命で呼ばれた一行は、ロン導師の力で、マスター・オブ・マスター アスフールと共に、ベルキュロスという魔物が守る遺跡へと送り込まれる。どうやらここはヒュジキキの遺跡を攻略した盗賊アリバーが次に狙う可能性がある所らしい。一行は守護者ベルキュロスを倒し、その間にアスフールが遺跡を調査したのだが、中にあったものはすでに奪われていたのだった。
  • (3)『 大いなる焔の果ての物語(3) : タンザルの尾晶蠍アクラ・ヴァシム(改) 』
    バジャールの命で、タンザルに預けてあるものを回収しに行く一行。タンザルの支配者イズマイルは、アルギアスが見出し、アジルジャヴァルのものとなっているそのアイテムが眠る試練の洞窟を開ける。一行はその試練をクリアして無事にアイテムを回収するのであった。
  • (4)『 大いなる焔の果ての物語(4) : 秘密の森の遺跡のエスピナスとフォロクルル 』
    バジャールの命で、そこにあるものを回収しに、「占い師メッシャ」の魔法でヴァルナの森へ赴く一行。ヴァルナの森はシルバルにまだある水と緑あふれる地だ。そこで一行はいにしえの神の神殿へと案内される。守護者を無事どかし、中に収められているものを回収しようとしたときに、魔物が襲撃してくる。無事撃退したのだがその隙に中にあるものは何者かに奪われてしまったのであった。
  • (5)『 大いなる焔の果ての物語(5) : 石像の街のルコルディア  』
    盗賊アリバーの婚約者モルジアナの依頼で、アリバーが狙っていた遺跡の一つ、魔の砂漠にある「石像の街」へと向かう。そこは、いにしえの壮麗な神殿都市。中央にある大神殿の外周に立ち並ぶ石像トレリーフには、いにしえの神々の神話が記されていた。中央の大神殿にいる守護者を倒すが、すでに中に安置されていたものは奪われていたのだった。
  • (6)『 大いなる焔の果ての物語(6) : 死の街のメラギナス 』
    モルジアナの依頼で、いにしえの神イナンナの神殿があるという死の街マリヒャーへ向かった一行。迷路のように複雑な街を抜け、古い秘密の通路を通って向かった先では、いにしえの神々の神器を使った儀式が行われていた ―― 。一行は立ちふさがる闇の竜を倒してその儀式を妨害するのだが、首謀者には逃げられるのであった。しかし、様々な秘密が明らかになる。
  • (7)『 大いなる焔の果ての物語(7) : 双子山のアクラ・ジェビア 』
    いったいこの地に何が起きているのか。マスター・オブ・マスター『天眼』ファーストの勧めで、一行はリザルドのグラガルドと会う。彼が言うにはリザルドの故郷である果てしない砂漠ディルサスの奥深くに双子の山があり、そこに大いなる知恵者がいるという。サンドウォームに乗って向かった一行は、山の上に逆さに山をくっつけたような不思議な双子山に至り、その洞窟を過ぎて、最高賢者アトラム・ハシースと会うのだった。そうして、この地の真実と今回の真相を知ることになる ――。
  • (8)『 大いなる焔の果ての物語(8): ティガ教団の襲撃 』
    マリヒャーで一行が回収した、いにしえの神々の神器。それを奪い返そうとティガ教団が総力を挙げて襲撃してくるという情報が入った。バジャールに呼ばれた一行は、神器の中でもティガ教団が信奉するイナンナの神器の警護を割り当てられる。ティガ教団の襲撃を撃退するだけでなく、教団の最高位である黒ローブの女を捕獲する。その作戦の成否は ――。
  • (9)『大いなる焔の果ての物語(9): 神下ろしの儀式』
    捕まえた黒ローブの女への尋問から、彼女が祖の母神よ蘇らせる儀式を完了していたことを知る。11の獣はすでに目覚め、祖の母神も遠からず顕現するのだろう。古の神話の繰り返しはもう始まっていたのだ。そしてそれらを倒すには、神マルドゥークの力を下ろすしかない。バジャール達と一行は、神下ろしの儀式に同意するのだった ――。
  • (10)『大いなる焔の果ての物語(10): 11の獣<10>バルラガル』
  • (11)『大いなる焔の果ての物語(11): 11の獣<8>イナガミ』

ページ新規作成

新しいページを投稿できます。

TOP