ホーム > カイゼル騎士団領

カイゼル騎士団領

アグ=ヴァの鎧』カイゼル騎士団領

遺産の大島南部に領地を持つ騎士団です。
アルケナル崩壊を生き延びた皇帝直轄軍第七兵団を由来とし、十諸侯国で戦侯領と並ぶ最大戦力となっています。主に海側から十諸侯国に侵入する深淵勢力に対しての警戒を行っています。

俗に『兵士の国』と呼ばれるだけあって、教育が非常に厳しいことで知られており、中流階級以上は男女問わずに成人までに最低限の戦闘能力を叩き込まれるといわれています。これは、初代騎士団長がアグ=ヴァ信奉者であったため、人を鍛えることにより国を強くする、という方針を掲げたためです。

国の顔ともいえる騎士になるには、生まれの良さもさることながら心身共に高い能力を求められ、なれるのは少数の人間だけです。そのため騎士になれなかった騎士志望者が冒険者に転身して他国にわたるケースもあります。そのためか騎士の中には冒険者を下に見たり、イレギュラーな存在として毛嫌いする者もいますが、それは自らの自信と誇りの裏返しであるともいえるでしょう。

歴史 Edit

帝国崩壊前夜は、さしもの『光の帝国』アルケナルの統治にも陰りが見えたと言われています。そのとき、ドワーフ自治領の騒乱を鎮めるために派遣されたのが皇帝直轄軍第七兵団、現在のカイゼル騎士団でした。

しかし帝国中枢『内陣』が海に飲まれたことによって帝国が滅び、第七兵団は戦争どころではなくなりました。ドワーフたちと和議を結んだ軍団は、水没を免れた諸侯と連携を取り、カイゼル騎士団と名を変えました。カイゼルとは帝国の上流階級の言葉で『皇帝』を意味し、帝国アルケナルの遺志を継ぎ諸国の秩序を維持するという気概が込められています。

元皇帝直轄軍だけあって戦力は十諸侯中でも屈指でしたが、大決戦の際はローハルトへの援軍が遅れたため英雄ユバンスら戦侯領の冒険者たちに先を越されてしまいます。そのためカイゼル騎士団冒険者を『頼りになる戦力』と認めると同時に『負けられないライバル』と見る傾向があり、冒険者を毛嫌いする者も少なくありません。

ただ現在の指導者は冒険者の実力を高く評価しており、優秀な冒険者騎士に抜擢したり、立場を気にせず身軽に動ける冒険者を使って作戦に参加させるといった動きも出ています。現在はエンペラーズロストから海路で十諸侯国へ侵入する深淵勢力に対しての警戒と防衛にあたっています。

特徴 『騎士団冒険者 Edit

長い間保守的で厳格な性格に染まったままのカイゼル騎士団でしたが、現在の騎士団長クランツ・シエルジェは戦侯領の冒険者たちとの共同作戦を経て、冒険者の実力と身軽に動ける利点を高く評価し、近年は実績のある冒険者騎士に抜擢するといった大胆な人事を行っています。

一方で古くからの名家出身の騎士たちからは批判も多く出ています。彼らは冒険者出身の騎士を成り上がりと見下し、対抗意識を燃やしています。
とはいえ冒険者出身の騎士もクランツ自らが選抜しただけあって順調に功績を上げており、表だって排斥するような派閥争いにまではいたっていません。アグ=ヴァ信仰をベースにしたこの国の騎士の精神観では不満な相手がいれば足を引っ張って蹴落とすのではなく、自らの実力を高め相手に認めさせ屈服させるという考え方になるからです。

成り上がり、冒険者出身の騎士たちもその考え方にのっとり、積極的に冒険者を雇って作戦の補助や事前調査にあたらせ、古くからの騎士の派閥に否が応でも自分たちの実力を認めさせようとしているのです。

名所 Edit

帝国鍛錬場 Edit

カイゼル騎士団領南方に位置する帝国鍛錬場<人>の遺跡であり、かれらが争いに勝利するために力を高め、戦力を開発するための拠点となっていました。
<人>が姿を消した後も、アルケナル帝国をはじめこの地を治める者たちによって利用され、今なお力を求める者が日々鍛錬に明け暮れています。
詳細は帝国鍛錬場のページを参照してください。

人物 Edit

セッションソース Edit

関連カテゴリ Edit

ページ新規作成

新しいページを投稿できます。

TOP