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SandBox/新種族案「ジャーナパダ」

  • 作成中、未実装の種族案となります。 作成者:こーすけ

ジャーナパダは『田舎者』を意味する種族で、ラクナウ地方においては幅広く、非常に多くの者が存在します。
元は狭間の種族であり、狩猟民族でしたが、歴史の中で多くの者が星霜社会に迎合しており、
今日ではラクナウ地方における主要種族の一角を占めます。
男性は大柄で力強く、女性は小柄で機敏と、性差による体格の違いや、牛のような2本の角が頭部に生えているのが特徴です。
彼らは、ナンディーと呼ばれる祖先、あるいは神を敬っているものが多く、穏やかな気性で、人助けを好むものが多い傾向にあります。

種族の概要 Edit

  • 牛の角が頭の両側に生えた人間によく似た種族です。
  • 男性は巨漢のものが、女性は小柄な者が多く、性差による能力の差が激しい種族です。
  • 精神性もほとんど人間に近いですが、比較的穏やかで、他者を助ける事が好きなものが多い傾向にあります。
  • 九大神信仰しており、アル=グラム神の従属神として、祖先の神牛も崇めています。

種族スペック Edit

平均身長130cm(女)/180cm(男)
成人年齢15~16歳
平均寿命60歳程度(最大寿命は100歳前後)
生活費30×2Dルクス
使用言語共通語(地方語)
能力ダイスA1d6+3 B2d6 C1d6/2+3 D2d6 E2d6 F1d6+3 G2d6 H:1d6+3
能力(低/高)器用度:※6/21 敏捷度:6/18 知力:6/18 筋力:※6/21 生命力:※6/21 精神力:※6/21
能力(平均)器用度:※13.5 敏捷度:12 知力:12 筋力:※13.5 生命力:※13.5 精神力:※13.5

ジャーナパダの特徴 Edit

ジャーナパダはラクナウではよく見かけられる種族です。
彼らは比較的人間種に近い外見をしており、明確な違いといえば牛のような2本の角が頭の上部に2本生えています。
性別によって体格差が激しく、女性は小柄で男性は大柄な種族です。
ジャーナパダという種族名は元々は"田舎者"を指す意味の言葉で、彼らがまだ星霜社会に認知されていない頃に名付けられたものですが、
ジャーナパダ自身はその名称をごく普通に受け入れています。
彼らはその来歴によって星霜か狭間かが分かれています。
ジャーナパダ達は、祖たる聖なる牛、ナンディーを崇拝しており、
星霜社会に根付いたジャーナパダ達は聖なる牛ナンディーを神格としてとらえています。
伝承によればナンディーはアル=グラム神の眷属神とされ、
ジャーナパダプリーストは他のナインズに加えて、ジャーナパダ神に仕える者もおり、
大きな町であれば小さな神殿を構え、小さな町であれば、およそ他のアル=グラム神の神殿にいる事でしょう。
他方、田舎や狭間社会においては大いなる祖霊たる牛ナンディーとして信仰されています。
祖霊をたたえ、またその力を借りるために狭間のジャーナパダたちはトーテムと呼ばれる変わった碑を建て、そこからナンディーや先祖の力を得られると考えています。
ジャーナパダの価値観はおおよそ人間との差異は少なく、社会による価値観の差の方が大きいと言えるでしょう。
ただ、どちらも総じて言える事は、情に厚くお人好しで自己犠牲的な面があるという事です。
ジャーナパダ星霜社会に溶け込めている理由に、そうした”誰かを助けたい”という在り方が、
社会に受け入れられたのかもしれません。

ジャーナパダの男女差 Edit

ジャーナパダは男女における体格差が非常に大きいです。
基本的に女性は身長が平均130㎝前後で、高くても160㎝くらいでしょう。体躯は小柄で、少女に間違われることもあります。
反対にジャーナパダの男性は体つきがよく、平均身長は180㎝ほどあり、2mを超える巨漢も少なくありません。
そのため能力の差はありますが、女性も外見に反してそれなりに筋肉質であり、油断はなりません。
なお、性格自体はあまり人間と差異はありません。

ラクナウ地方におけるジャーナパダ Edit

ジャーナパダはラクナウにおける星霜社会の中においても存在感のある種族となっております。
町育ちのジャーナパダ人間とほとんど変わらない価値観を持っており、ロールプレイする上でも、特に気にすべき点は少ないと言えるでしょう。
一方で、狭間社会育ちのジャーナパダは、狩猟民族的な価値観を持っています。また、町育ちと異なり、祖たる聖牛をあがめており、
「牛(水牛は含まれない)を殺してはならない」と「儀式を施した牛以外を食べてはならない」の2点はどの部族もほぼ例外なくルールとしています。

レングラート地方におけるジャーナパダ Edit

部族社会のジャーナパダは皆無ですが、町育ちのジャーナパダはたびたび見られることでしょう。
ラクナウ地方に比べればその数は決して多くはありませんが、社会に溶け込んでいることでしょう。
アルケナル地方ともなれば、あまり見かけられないかもしれませんが。

神牛ナンディー Edit

神牛ナンディーはジャーナパダの始祖とされる祖たる聖牛であり、神格を得た存在です。
神牛ナンディーは自身の一族だけでなく、多くの人々を守るために犠牲になったとされ、
その行いが認められ、アル=グラム神の眷属神へと昇華されたと伝えられています。
今日のラクナウ地方における九大神信仰においては、ナンディーはアル=グラムを乗せた姿で描かれることが多く、
アル=グラムを乗せ、助ける役割を担っているとされます。
そのため、アル=グラム神殿に併設して神殿が建てられていたり、アル=グラム神殿の中にナンディー神の神殿がある場合もあります。

本質慈愛
司る側面自己犠牲、母、献身
誓い慈しめ。分け与えよ。支えとなれ。
戒律他者を助け、与え、力となれ。その身を呈してでも。
  • 本質:その神の本質である属性です。
  • 側面:その神が、人の世界でどのようなものを司っているかを記載しています。
  • 誓い:その神の教えの根本であり、信者の誓いです。
  • 戒律:信者が、神の教え(誓い)を実践するための具体的な行動指針などを記したものです。

神牛ナンディーの寓話 Edit

神牛ナンディーにはいくつかの寓話が残されており、ラクナウでは星霜社会において、説話や詩として語られ、人々に認識されています。
その中でも二つの寓話が有名です。

《母なる愛の神牛》
 その昔、ジャーナパダの祖たる聖なる牛、ナンディーはジャーナパダ達とともに、つつましくも豊かに暮らしておりました。
ある時、ナンディー達の下に、山や森、街を追われた人々がやってきては、。
「聖なる者よ。どうか我らを助けてほしい。我らは深き者たちに、土地を奪われた」
ナンディーは答えます。
「故郷を追われ、放浪せし者よ。私たちはあなた方の剣となることはできません」
膝付き、消沈する人々に、ナンディーは続けてこう告げました。
「飢えに苛み、心が渇きし者よ。その飢えや渇きを満たそう。汝らもまた大地を歩む友であるが故に」
ナンディーやジャーナパダ達は傷ついた者たちのけがを癒し、空腹に苛む者たちに惜しみなく食料を与えました。
人々はナンディー慈悲深さに感謝しました。
 そんなある日、深き者たちがついにナンディー達の土地にまで押し寄せてきました。
ナンディーを筆頭に、ジャーナパダ達は武器を取り、傷ついた友を守るために戦います。
人々も彼らとともに戦いますが、深き者に連なる恐るべき竜が現れ、多くものを灰塵へと変え、滅びして行きました。
ナンディー達を守るために人々は大いなる援軍を呼んでいましたが、とても間に合いそうにはありませんでした。
人々やジャーナパダたちは悲壮の覚悟で、竜に挑もうとしましたが、ナンディーは彼らを諭します
「我が子らよ。人よ。命とはつなぎ、紡いで先へ往くもの。汝らの命をここで散らしてはならない」
「我らが母よ。けれども我々は子らと貴女を守らねばならない。貴女がいなければ、太陽がなければ我々はどうして生きる事ができようか」
「―――子はいずれ母から巣立つ者。それに汝らが忘れなければ、汝らの心から太陽は在り続ける」
そういうや否や、竜は恐るべき咆哮とともに死を撒き散らす濁流を生み出す。それを見るや否やナンディーは子らや人々を分け隔てなく庇うように立ちふさがり、
その身を以て死の濁流を三日三晩受け続けた。その身が死せども、皆を守り続けた。
死の濁流が収まった時、山の向こうから日が昇り光の軍勢が押し寄せる。
それは、死を切り裂き、深き者らを圧倒し、ついには竜さえも打ち倒した。
そして、日輪よりアル=グラム神が現れて言葉を紡ぐ。
「我は其方の行いの全てを見ていた。其方は春の日差しが如き分け隔てない愛を以て、己が子らのみならず、多くを救った。これを何に例えられよう」
すると、ナンディーの肉体は突如光に包まれ、燃え上がった。それは鮮烈な炎ではなく、人に温かみを分け与える焚火のような灯のようでもあった。
その炎の内から、1頭の牛が、立派な車を曳いて現れ、世界に告げます。
『我が名はナンディー。これより偉大なる太陽の運び手となり、世界に日輪の慈愛を伝える者なり』
こうして神牛ナンディーはアル=グラム神の運び手となり、世界を母なる慈愛を持って見守るものとなりました。

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《牛歩の歩み》
 神牛ナンディーは、アル=グラム神を乗せた車を朝から夜まで曳き、世界は太陽によって恵みと秩序を受け取ります。
ある日、いつものように空を闊歩していると、アル=グラムはとある街を目にします。
その街では、太陽の出ている内から酒に入り浸り、不道徳な行いが蔓延していました。
アル=グラム神はそれを見るや否や激高し、神牛ナンディーに命じます。
「ナンディーよ。あれは誅さねばならぬ腐敗。焼かねばならぬ不実。車を曳き、かの街へと車を進めよ」
ナンディー神は首肯しつつも、意見します。
「偉大なるアル=グラム神よ。かの者たちは悲しみを忘却せしめるために酔いを求め、苦しみを癒すために楽を求めたため。
御身の威光を再び知ればこそ、醒める事でしょう」
「ならぬ。腐敗したものは一度焼かねばならぬ。不実は裁きを以て正さねばならぬ。疾く、車を進めよ」
アル=グラムは怒気を緩めるどころかさらに苛烈な声を上げ、それは光となって大地にも降り注ぎます。
神牛ナンディーはアル=グラムに逆らうことは在りません。それは主人として定められ、役割を与えられたものであるが故に。
されど、彼女は人々を信じ、その歩みを、一歩、一歩、ゆっくりと、踏みしめるように、足を進めます。
「神牛ナンディーよ。歩みをより早く進めよ!」
「偉大なるアル=グラム神よ。私は神牛なれど牛の身。牛の歩みは大地をしっかりと踏みしめるもの。これが最大限の歩みなれば」
アル=グラム神は激怒しましたが、彼女の歩みを無理やり速めさせることはできません。
それは己の歩みをナンディーに預けたがために、その言葉を無碍にすることはできないためです。
アル=グラムの怒りは膨れ上がり、更なる鮮烈なる光を以て地上を焼きます。本来であればその光は街を焼き、人に罰を与えていたことでしょう。
ですが、ナンディー神の歩みは遅く、人々はそれに充てられ、徐々に懺悔し、己を悔い始めます。
やがて街から不浄は取り払われます。
「これも御身の光なればこそ。人は時に迷い、過ちを犯しますが、新たに道を歩みなおす事もできるもの」
アル=グラム神はその一部始終を目にし、開きかけていた瞼の目を閉じます。それが開かれていれば、罪は処断され、過ちを犯した人々は罪科の炎に包まれていたことでしょう。
「―――遠くからでは見間違う事もあろう。ゆめ正しき行い、道徳を忘れることなかれ」
そうアル=グラム神は告げると、ナンディーに命じ、再び空へと戻ってゆきます。

追加魔法 Edit

神牛ナンディーの特殊神聖魔法 Edit

神牛ナンディーを信仰するプリーストはいくつかの特殊神聖魔法を会得しえます。

2LV Edit

名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《ヴァイタルミルク》※8接触空の器一瞬体積
《ユーカリスト》の簡易版といえる呪文です。空の器や瓶、鍋などに触れて呪文を唱える事で、栄養価が非常に高いミルクで満たされます。このミルクは成人一人の一日分の栄養価があります。味は非常に濃く、独特な臭いがあるので、飲み慣れていなければ、少々飲みづらいかもしれません。またこの呪文で生み出されたミルクは1日経過すると消えてしまいます

3LV Edit

名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《セルフ・サクリファイス》※3接触単体効果が発揮されるまで
 これは自己犠牲の呪文です。呪文をかけた相手が攻撃を受けた時、霊的な力で庇護し、自らが代わりに傷を負います。術者は視界内にいる対象がダメージを受けた際、対象が受ける実ダメージを自身の魔力と同じ点数までダメージを減少させ、減少させた点数だけ、術者がダメージを受けます。どのタイミングで効果を発揮するかは対象の任意となります。引き受けるダメージは必ず最大でなければいけません。これによりHPが0以下になってしまった場合、生死判定を行います。この呪文は1日に1度までしか使用できません。

7LV Edit

名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《グレイトフル・デッド》※7自身1日目標値達成値
 これは神話におけるナンディーの行いを再現した守護と犠牲の呪文です。この呪文を使用後、視界内にいる任意のキャラクターにダメージロールが発生した時に効果が発揮されます。選択した任意のキャラクターが受けるダメージを0点とし、術者は、[ダメージから防御力(あるいは冒険者レベル)を引いた点数×庇った対象の数]点受け、生死判定を行います。その際、達成値に魔力と同じ点数加算します。この生死判定に成功しても、一切の行動はとれなくなり、1週間の間一切動けなくなります。失敗した場合は二度目の判定はなく、自動的に死亡します。蘇生は可能です

種族ルール Edit

  • 力の牡牛、技の牝牛:ジャーナパダは男女で体格差があり、男性は大柄でたくましく、女性は小柄でしなやかなため、能力に差があります。
    • 男性の場合:筋力と生命力+3。
    • 女性の場合:器用度と精神力+3。
  • 祖牛の民、神牛の使徒:ジャーナパダは祖たるナンディーに対し、偉大なる祖霊として信仰する者たちとアル=グラムの従属神として信仰する者たちに分かれています。この違いの多くは狭間社会か星霜社会かによって分かれます。
    • 祖牛の民:精霊魔法の行使時、その達成値を+1する。(※条件あり)
    • 神牛の使徒:《キュアー・ウーンズ》の呪文行使時、その魔力を+1する。
  • 草食の意地:ジャーナパダは雑草を食しても栄養に変える事が出来、飢えに強い。
    • 生存術判定+1。また、雑草など植物が生えている環境において、飢えのペナルティを軽減できる(具体的な効果はGMが判断する。)。

出自表 Edit

出目所属社会出自
2特殊「1」、「3」から選択
3〜5部族社会育ち出自表「1」から選択※初期の所持金が半分になります
6~7人間社会育ち出自表「1」から選択+一般技能(海系/職人・職工・技術系)3Lv(社会点:10/110)を習得※削除可能
8~9人間社会育ち出自表「1」から選択+一般技能(海系/農業・林業・漁業系)3Lv(社会点:10/110)を習得※削除可能
10~12人間社会育ち出自表「1」、「2」から選択

キャラクター作成掲示板では、上記の中から1つが提示されるので、そこに『出自表「番号」から選択』と書かれていた場合、下記の対応する出自表「番号」から1つを選んでください(指定された表の中にあるものならどれを選んでも構いません)。また、これはPC用の生まれ表であり、NPCや種族一般の職業割合を示しているものではありません。

出自表「1」 Edit

出自技能名レベル説明
神官プリースト技能1レベル経験点2500/3500 社会点10/10
盗賊シーフ技能1レベル経験点2500/3500 社会点10/10
狩人レンジャー技能1レベル経験点3000/3500 社会点10/10
吟遊詩人バード技能1レベル/1レベル経験点3000/3500 社会点10/10
知識人セージ技能1レベル経験点3000/3500 社会点10/10
戦士ファイター技能1レベル経験点2500/3500 社会点10/10
手練士スカウト技能1レベル経験点3000/3500 社会点10/10
精霊使いシャーマン技能1レベル経験点2000/3500 社会点10/10
魔術師ソーサラー技能&セージ技能1レベル/1レベル経験点1500/3500 社会点10/10

出自表「2」 Edit

出自技能名レベル説明
銃士ガンスリンガー技能1レベル経験点3000/3500 社会点10/60
銃戦士ガンドッグ技能1レベル経験点2500/3500 社会点60/10
拳闘士ファイター技能orシーフ技能&グラップラー技能1レベル/1レベル経験点3000/3500 社会点10/60
楽士一般技能「芸能系」3レベル経験点3000/3000 社会点10/100
街育ち一般技能3レベル経験点3000/3000 社会点10/100

出自表「3」 Edit

出自技能名レベル説明
銃士ガンスリンガー技能1レベル経験点3000/3500 社会点10/60
銃戦士ガンドッグ技能1レベル経験点2500/3500 社会点10/60
拳闘士ファイター技能orシーフ技能&グラップラー技能1レベル/1レベル経験点3000/3500 社会点10/60
呪闘士トランスコンバット技能ウェアブル技能1レベル/1レベル経験点:2000/3500 社会点:10/60
楽士一般技能「芸能系」3レベル経験点3000/3000 社会点10/100
街育ち一般技能3レベル経験点3000/3000 社会点10/100
職人一般技能職人系」3レベル経験点:3000/3000 社会点:10/110
商人一般技能「商業系」3レベル経験点:3000/3000 社会点:10/110
医師/薬師一般技能ヒーラー3レベル経験点:3000/3000 社会点:10/110
探索者一般技能マッパー3レベル経験点:3000/3000 社会点:10/110
料理人一般技能コック3レベル経験点:3000/3000 社会点:10/110
狩人一般技能ハンター3レベル経験点:3000/3000 社会点:10/110

変更点 Edit

10/31-女性ジャーナパダの能力値上昇を器用度+3、精神力+3、に変更。精神力+2、知力-1
11/10-クリティカル-1の効果と筋力判定+1の効果を削除。草食の意地を追加。
8/7-一部誤記修正、トランスコンバット技能の生まれを追加。及び一部アビリティの追加

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