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SandBox/アルケナル十二守護将

アルケナル十二守護将とは †

アルケナル諸国の著名な１２人の将たちで、アルケナル諸国には、他にも、「七大将軍」や「九神将」、「二十八天将」などの分け方があります。
「十二守護将」は、その中でも、十二の宝石具（マジックアイテム）を持つ、アルケナルの守護者と名高い者たちです。彼らは、将としての地位・政治力などはそう高くないものもいますが、いずれもその実力は優れており、最前線で兵や人々を支える象徴たる活躍をしています。

「十二守護将」が持つ宝石具（マジックアイテム）は、１年を１２カ月で区切った暦における「誕生月石」と関連付けられており、それぞれ、「誕生月石」の石言葉にまつわる魔力を持っています。
十二守護将は帝国時代から続く伝統とされていますが、彼らの十二の魔法石の来歴はさらに古いともいわれています。幸いにも、その魔宝石は、帝国滅亡を乗り越えて、代々受け継がれてきました。また、その宝石具は、所有者に合わせて形と力を変えると言われています。

各将の紹介 †

流星の矢 アーラシュ †

ガーネット（１月）／エリンダム公国 †

名前色：PaleGreen?

「　俺はアーラシュ。この地を守るために、異神の儀式を止めるぞ。ついてこい　」

・ハーフエルフ：男性
・ギルダー湾に面した大灯台の街アルギルダの守り手。彼はギルダー湾を干拓したところに出来た村の出身で、つまり農民の出ですが、幼い頃から弓の名手で、魔宝石の魔弓『タスラム』に見いだされました。彼は、魔弓を使い、まるで星を射貫くかの如く、空からの流星のように、はるか遠く離れたところからでも敵を射貫くことができるといいます。
彼の二つ名は、魔弓と、その射手としての才能に由来しています。また、その名も、本名は農民らしい素朴なものだとも、拾われっ子で名がないとも言われてますが、その神技のような射手としての才能から、伝説の弓の英雄の名で呼ばれるようになったと言います。

・ガーネットの石言葉は、真実・友愛・忠実・勝利・生命力・活力・貞操など。古い神話では、大洪水の際に避難者を乗せた船の灯りとなって道を指示したといい、危険からの守り、勝利、忠誠心などを表す力があると言われています。

黒き竜殺し アインハード †

アメジスト（2月）／カイゼル騎士団領 †

名前色：黒めの紫

・人間：男性
・名前：アインハード・シュバルリッター
・無骨な黒い鎧を身にまとう、黒髪黒目の青年。紫で意匠された黒の大剣を持つ。
・カイゼルでは珍しいたたき上げ出身の騎士で、現騎士団長に騎士として登用され、ブラックアメジストの魔剣『アスカロン』に見いだされました。その武力は高く、カイゼルの中でも群を抜いています。寡黙・不愛想な性格で、言葉ではなく行動で兵を率いるタイプですが、その実力と、たたき上げ出身から、兵たちの信頼も厚い人物です。
破邪の力を持つアメジストの中でも、紫がひときわ濃いブラックアメジストは、特に強い力を持つと言われており、この剣も、魔物に対して強力な威力を発揮するといわれています。

・アメジストの石言葉は、誠実・真実の愛・心の平和・覚醒・高貴など。アメジストは酔いを遠ざけ、邪悪な考えなどを追い払い、心を平静に保つ力があると言われています。

青波の友 ブラン兄弟 †

アクアマリン（3月）／ローハルト海洋王国 †

名前色：Aquamarin

・マーピープル：男性
・ローハルト海洋王国が誇る「ドルフィン騎士団」の将。ドルフィン騎士団とは、訓練されたイルカに乗って戦う海の騎士団で、騎士としてドルフィンを乗りこなすには、高い適正と才能が求められるといいます。この兄弟は、騎獣使いとしての高い才能があり、兄は優秀な戦士として、弟は精霊使いとして活躍しています。特に弟が持つ魔宝石『マナン・マクリル』は魔槍で、槍としての力だけでなく、兄や周囲にいるドルフィン騎士たちをもサポートする力があるといいます。

・アクアマリンの石言葉は、勇敢・富・聡明・沈着・幸福など。海の力が宿った宝石と考えられており、航海の安全・海難防止・豊漁を願うお守りとして、漁師や船乗りたちの間で人気があります。また、浄化や清めの石として、若さの象徴としての力もある石です。

※海の異神とアクアマリンは深いつながりがあり、二人は異神騒乱の影響を強く受けました。しかし、彼らの魔宝石『マナン・マクリル』の名のもととなった神は、今回の異神とは関係が無いとみられていました。しかし、それは誤りで、二人は、『マナン・マクリル』とよく似た神格の異神『トリトン』の化身になりかかりました。ブリギッドとイリシスがその力を弱め、冒険者たちと共に、それを食い止め、二人を救い出すことに成功しました。

金剛の英雄 レーヴェルト †

ダイヤモンド（4月）／戦侯領ベルアダーム †

名前色：Gold

・人間：男性
・戦士の国ベルアダームでも最強の戦士と名高い英雄。ダイアモンドのように、極めて誇り高く勇猛な不屈の闘志をもっています。彼が持つ『ダイアンヴェル』は、自身の不屈の闘志で強まり、周りのものを支え鼓舞する力があるといいます。ただ、この魔宝石は、実際には形はなく、心から心に受け継がれてゆくもので、ゆえに、永遠に続くと言われています。

・ダイアモンドの石言葉は、純潔、清浄無垢、永遠の絆、純愛、貞節など。「永遠の愛の象徴」とされており、その硬さから、不運や悪いものから身を守ってくれるお守りとして、絆の証として、古くから大切にされています。

豊穣の聖母 ブリギッド †

エメラルド（5月）／エリンダム公国 †

名前色：Green

「　私（わたくし）の名、ブリギッドというのは、帝国時代のアグラ＝イヴァナ様の聖女の名ですが、さらに古くは、このブリギッドという名は、アリアンロッドと同一の神だと言われていたそうです　」

・人間：女性
・名前：ブリギッド・エスメラルド・アレット・エマヴェール
・ハイランドとローランド両方の緑豊かな大地と豊穣を守護するアグラ＝イヴァナの聖女。エリンダムの貴族家の出身で、エリンダムの都にあるアグラ＝イヴァナ大聖堂を拠点としていますが、常日頃から、親衛するアグラ＝イヴァナ聖騎士たちとともに、エリンダム公国内を巡行し、困れる人々を助けています。彼女が持つ『フラムヴェリア』は、人々の心と体を癒す力があると言われていますが、こちらも、『ダイアンヴェル』と同じく、形はなく、心から心に受け継がれて繁栄してゆくともいわれています。
現在の十二守護将の中でも古参で、長らく聖女として活躍していますが、その肉体も姿も若々しく、また、控えめな気品に満ちた女性です。

・エメラルドの石言葉は、安定・幸福・繁栄・福徳・夫婦愛・恋愛成就・希望など。「愛の石」と呼ばれ、また、その美しい緑色は高いヒーリングの力を持っていると言われています。

※エリンダムのハイランド地方を中心に古くから信仰されていた「月の女神アリアンロッド」、実はそれは、異神ルナ・マリア（バクナワ）の偽りの姿のひとつで、ために、異神騒乱では、ハイランドは大きな被害を受けた。彼女は、旗下の神官戦士団と、冒険者たちの力により、ハイランドの古い祭祀場で、その異神アリアンロッドの化身を倒すことに成功しました。

白き騎士 ジークフリート †

パール（6月）／カイゼル騎士団領 †

名前色：White

・人間：男性
・名前：ジークフリート・ルドブラン・フォン・ヴァイスアデル
・カイゼルの中でも名家中の名家の出身で、前の騎士団長の息子です。真珠の鎧とも呼ばれる、ましろき純白の、金で装飾された美しい鎧を身にまとっています。彼のその白い魔鎧『アイギス』は、特に、他者を守る際に効果を発揮すると言われています。年はまだ若く、伝説に歌われる英雄の名とは裏腹に線の細そうな姿ですが、人々を守る『白騎士』としての務めを立派に果たしています。

・パールの石言葉は健康、長寿、富、純潔など。古来より真珠は、不老長寿の薬という伝説が残っているなど、薬としても珍重されてきました。また、母性や慈愛という母なる力を引き出し、女性を守る宝石とも信じられています。

海斬の ルビイ大佐 †

ルビー（7月）／ローハルト海洋王国 †

名前色：Red

・人間：男性
・たたき上げ出身で、ローハルト海軍の先陣を切る歴戦の強者。本当は将軍格もある実力の持ち主ですが、宮中などの面倒な付き合いが嫌なのと、前線に出るのが難しくなるため、大佐に留まっているそうです。彼の二つ名『海斬』とは、ローハルト海軍の突撃隊長としての気概を表しており、また、彼が持つルビーの宝石具『ブラッドルベウス』も、形はなく、勇気あるものに代々受け継がれ、勇気をもって身を挺する者たちを勝利を導く力があると言われています。
なお、なんの偶然か、彼の本名が「ルビイ」で、「ルビー」と呼ばれるのは少し気になるよう。

・ルビーの石言葉は、情熱・良縁・純愛・勝利・活力・勇気・優雅・威厳など。燃えるようなその赤色には不滅の炎が宿るとされ、持ち主を災難から守り勝利へと導くパワーがあるとも言われています

光の聖乙女 ジャンヌエッタ †

ペリドット（8月）／戦侯領ベルアダーム †

名前色：未定

・人間：女性
・『金剛の英雄』と並ぶベルアダームの英雄、アル＝グラムの戦いの乙女です。彼女のペリドットの魔宝石の槍『シグルドリヴァ』は、暗闇を吹き飛ばす光を放ち、その光に照らされた味方をも守る力があると言われています。

・ペリドットの石言葉は、優しさ・前向きな心・和愛・夫婦愛・平和・安心など。「黄金の太陽」ペリドットは、暗闇を吹き飛ばし悪を退散させてくれる魔除けとして珍重されていました。また、ペリドットは嫉妬や妬みなどによる邪悪なものから守り、自らの心も鼓舞すると言われています。

蒼の軍師 ロキルス †

サファイア（9月）／ローハルト海洋王国 †

名前色：CornFlowerBlue?

「　まだ、知恵と知識は、この『フギル・ムニン』の力でなんとかなっているが　――　このまま異神が倒せなければ、俺は赤子に戻って死ぬ　」

・人間：男性
・名前：ロキルス・N・ストレーガ
・ローハルトの参謀（軍師）。彼は『ブルー・クロウ』とも呼ばれます。ブルー・クロウとは青いカラスのことで、カラスは古来より知恵の象徴とされてきました。その二つ名の通り、博覧強記な知恵者で、また、彼が持つサファイアの宝石具『フギル・ムニン』は、持ち主に深い知恵と知識を与えると言われています。ローハルト貴族家の出身で、あまり表立って出ることはないですが、現在の十二守護将のなかでも古参で、ローハルトだけでなく、諸国連合作戦をする際の参謀をするなど、軍師として多方面の活躍をしています。

・サファイアの石言葉は、高潔・深い海・成功・誠実・慈愛・待望・崇高など。「天の宝石」「空の宝石」とも呼ばれるサファイアは、癒しの力を持つことでも知られており、また、冷静な思考力と判断力を与える石ともいわれています。

※ロキルスは、かつて、異神ルナ・マリア（バクナワ）の信奉者たちを討伐した際、その大祭司から今の際に「時が逆転する」呪いをかけられました。異神騒乱でその呪いは加速し、そのため、現在は10代ほどの姿になっています。

鍛えの鉄将 バドラズ †

トルマリン（10月）／パルガ侯国 †

名前色：未定

・ドワーフ：男性
・パルガの不屈の守護者。きわめて腕の良い武器職人でもあり、自作のポールウェポンをメインで使っています。その自作の斧槍すら、魔法の武器に匹敵する力があると言われていますが、彼がもつ宝石具であるトルマリンの魔槌『クルタレゴン』はそれよりすごく、投げれば手元に戻って来て、また、その色に応じて様々な力をもたらすといわれています。また、魔槌と彼の鍛えの技で、魔法がかかったごとき武器を創り出せるともいわれています。

・トルマリンの石言葉は、潔白・友情・寛大・希望・忍耐・無邪気など。トルマリンはその色の違いによって得られる効果が微妙に変わるとされており、例えば、赤いトルマリンは「行動力を高める」、緑は「心身のストレスを和らげる」、青は「冷静な判断力を養う」、紫は「カリスマ力を高める」、黒・グレーは「災いや危険から身を守る」といったことに効果があるとされています。

魔祓の巫女 イリシス †

トパーズ（11月）／フォレストフォートレス †

名前色：PaleGoldenrod?

「　わたくしは、イリシス。魔宝石『ブルンツヴィーク』を預かる、魔祓の巫女です。　ルビィさまがたは、船でついてきてくださいませ　」

・エルフ：女性
・フォレストフォートレスを守るセファイトエルフの乙女。魔を払い、厄をよける力があるというトパーズの守護将で、強力な精霊使いだと言われています。トパーズも様々な色をもち、ために、彼女が持つトパーズの魔宝石『ブルンツヴィーク』も、ほとんど定まった形はなく、さまざまに形を変えて魔を払う力になると言われています。

・トパーズの石言葉は、誠実・希望・友情・繁栄・潔白・知性など。トパーズには、魔法の呪文を解き、災害から身を守ることができると言われています。また、直観力と洞察力を高めてくれるパワーがあると言われており、自分にとって本当に必要としているモノに出会わせてくれる石、という言い伝えがあります。

※フォレストフォートレスでかつて善良な狭間の生き物たちが信奉していた「海のケンタウロス」こと「イクテュオ」。正しくまつらねば「ナックラヴィー」という禍の姿になると言われているが、実はこれは、異神ルナ・マリアの偽りの姿であった。異神騒乱時、彼女は、ルビイ大佐と冒険者たちの協力のもと、古い祭祀場で、その化身を倒すことに成功しました。

空の傭兵王 ゼルドナ †

ターコイズ（12月）／グロワーヌ大公国 †

名前色：未定

・フェンラン／女性
・グロワーヌ出身。アルケナルの遊撃隊長であり、諸国の様々なトラブルに際して、速やかに支援に赴きます。その素早さから、『空の傭兵王』などと言われたりもしています。彼女が持つ誕生月石の魔宝石は不明です。帝国滅亡時に、他の石を救い、砕けたとも言われています。

・ターコイズの石言葉は、成功・繁栄・強運・解放・旅の安全など。危険や邪悪なエネルギーから身を守ってくれるとされており、持ち主に危険が及ぶと変色したり欠けてしまったりするという伝承も数多く残っているこの石は、古くから旅のお守りとして用いられてきました。