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SandBox/KGM/レメトゲンシリーズ/登場悪魔

『城塞の破壊者』アイム Edit

序列権能位階適応能力
23番炎による城塞及び都市の破壊第二位『憤怒』怒りを長時間蓄積し、一気に解き放つ。炎を操り、隠された物事を探り当てる

アイムは7年前の封印の解放より、二人の人物に憑りついています。
一度目はフラットスプリングと呼ばれるラクナウ地方にある豊かな内地の街でした。
アイムは貧しく、アルビノ体質の少女に憑りつきました。その少女は己を貶め、卑しめる周囲の環境、
それに対して無関心な街の人々に対して強い憎悪を抱き続け、アイムと同調し、
アイムの力によって町と自らの身を消し飛ばしました。
その後、アイムは次に己に適合するガルハドラ、サナに憑りつきました。
不遇な環境、理不尽な苦境にめげずにこそあれ、静かな怒りを蓄積する彼女は、
炎という属性の相性もあり、うってつけで、後すんでの所で、サナは怒りを開放し、あやうく都市を消し飛ばすところでした。
冒険者たちの活躍により、アイムは撃退され、サナの肉体からはじき出された挙句大ダメージを受けます。
ですが何れまた復活することでしょう。

『天と地の知恵者』ストラス Edit

序列権能位階適応能力
36番天文学、薬草学、宝石学に関する知識第六位『智慧』驚異的な精度の占星術、および薬草、宝石に関する圧倒的知識

ストラスは7年前の封印の開放により、アーベ公国南東部にあるアーファスの盾の麓にある村落の少女と共鳴して憑依します。
アリシアという名の少女は、取り立てた才もなく、貧弱な己を悔しく思い、村のみんなの力になれるよう、願いました。
ストラスが憑りついてからというもの、彼女は村を守るために占星術による様々な予言を行い、深淵勢力による襲撃や作物の実り具合などを精確に言い当て村を救っただけでなく、その薬草学により、本来必要な多くの過程を乗り越え、薬草水なる、黒くシュワシュワした中毒性のある嗜好品の飲料を生み出し、村の名物として広め、多くの発展に寄与しました。
しかしながら、彼女のその行動は、畏怖され、あるいは妬まれ、多くの敵を作る結果となってしまいました。
最終的に、アリシアと接触した冒険者たちの手により、暴徒たちの襲撃間近のタイミングで彼女を村から逃がし、奸智によって彼女を死んだことにしました。
現在アリシアは、賢者の学院準導師であるディオルの下で手伝いを行っており、片が付いた折には、とある冒険者が所属する商会へ働きに出るつもりです。

『輝ける隠者』オロバス Edit

序列権能位階適応能力
55番根源的知識、真実第六位『神秘』目視した対象周囲に限定された千里眼。語、精霊語、神聖語魔法の付与。霊的攻撃に対する防御。地位の向上や敵味方からの協力の獲得

オロバスは悪魔の中でも穏健的存在であり、己を秘する傾向にある存在です。
オロバスは封印開放に際して、老い先身近けれど、知識の熱意と情熱に溢れた老人ハイネに憑依しました。
結果ハイネはその能力によりわずか数かの内にネアム侯国の要職につき、更なる知識の探求へと深入りします。
とはいえ、老いを伸ばす力まではなく、死が近い事を悟った彼はネアムの遺跡図書館へと一人潜りひっそりと世界で語られる物語を楽しみ、死を待っていました。
彼は一つだけ、ほんの気まぐれで、オロバスを通じて知った抹消された魔術師ソロモンに関する知識から、ソロモンが悪魔を封じたとされる指輪を探求しました。
彼の死の瀬戸際、冒険者たちに指輪を託し、己に憑依するオロバスを封印させ、
その後、見送った後に穏やかに死を迎えました。

『暴虐にして礼節の騎士』フルカス Edit

序列権能位階適応能力
50番哲学や修辞学、論理学、占術など第七位『悪』礼節や賢者ならざる者に対する高い攻撃力。占術による探索。武器による自動手加減

フルカスはレメトゲンの中で最も階位が低い存在ですが、それは権能のスケールの差であり、戦闘力が低い事を意味しません。
フルカスは憑依者と同調した際、対象の精神力を削る槍と連続で命中する3連フレイルを憑依者に装備させ、圧倒的戦闘力を誇ります。
フルカスが憑りついた老騎士イヴァンは、当時56歳であり、カイゼル騎士団領出身で、ベルアダームの戦場で名を馳せた騎士でした。
イヴァンはアル=グラムの信徒であり、プリーストとしての能力やクレリックとしての力もあり、規律に厳しく、非常に公明正大な人物で、罪を憎んで人を憎まずをモットーとした高潔な人物でした。
ですが、厳粛過ぎるが故に、周囲から煙たがられ、上官のみならず、将官の不正にも厳しく追及を行っていった結果、
周り全てを敵に回してしまい、結果、彼の一族郎党全て破滅させられてしまいました。
イヴァンはその行いを極めて憎みました。ですが人を憎むことのない彼は、罪には罰が与えられ、ただ罰によって更生されるという観念に狂信的にとらわれ、下手人全てを生かさず殺さず、半殺しに合わせていきます。
その精神性はフルカスに強く結びつき、さらに高度な暴力性を得たイヴァンは道を踏み外したものを罰する悪として己を定め、様々な地域に、嵐のように現れ、悪しき行為を働いたものを半殺しにしては去っていきました。
イヴァンがレメトゲンに憑りつかれているという情報を入手したディオルは、冒険者に依頼を行い、彼が出現すると考えられる地域へと派遣しました。彼は語りませんでしたが、この出現先の予測はアリシア/ストラスの占星術によるものでした。
因果な事に、冒険者たちがたどり着いた先では、アリシアを襲撃しようとしていたかつての暴徒たちが半殺しの目に合っていました。冒険者たちはその行いを止め、イヴァンに憑りつくフルカスを封印し、彼と同じアル=グラムプリーストによって諫められ、現在は元悪魔の憑依者として、ディオルの下で手伝いを行っています。
ログ:http://gurrad.kuron.jp/log/2019/201912/log20191213d.htm

『腐敗と闘争の嵐』レラジェ Edit

序列権能位階適応能力
14番戦いや論争の発露、矢傷などによる壊死など第三位『奸智』周囲の環境に存在する知性体を苛立たせ、争わせる。矢による攻撃が命中した対象の傷を悪化させる。自身を対象に攻撃してきた者に即時反撃する。

レラジェは悪魔本体自身がそうであるように、狩人と高い親和性を持ちます。レラジェの能力は、射手としての戦闘能力と不和を起こす力の二つが中心であり、とくに後者は小都市や、複数の近隣の共同体にまでその範囲を及ぼすことが出来るため、環境次第では非常に厄介な能力となります。
レラジェの憑依者は生まれつき言葉を話すことが出来ない吃音のハーフエルフ、スローンでした。
人間の母親はエルフの父親と一夜限り夜を共にし生まれたものの、何歳になってもしゃべる事が出来ないスローンは村の中では『呪われた子/チェンジリング』などとして扱われて村の雑事、それがやがて狩人の仕事を押し付けられ、村の中にはほとんど入れてもらえず、離れの狩猟小屋で長らく生活を続けていました。
その過程で字を教えられることもなく、やがて世代が後退しても残り続けるスローンは新たな世代の者たちからはより疎まれる事となりました。
レラジェが憑依対象としてスローンを選んだのはごく最近の事でした。この事から、恐らくは既にレラジェに憑依していた者がどこかに降り、死した事は凡そ間違いないでしょう。スローンの怒りや憎しみに呼応したレラジェは村全体に疑心暗鬼と闘争心を湧き立たせ、時間をかけてそれを苛烈なものへと変貌させました。
人間が本来見過ごすであろう小さな不和を、決して許容できない行為と認識させられた村人たちは激しい憎しみの応酬、積み上げの果てに殺し合い、全て死に絶えます。その死にざまは惨いもので、村での事件を担当した栄光の王城亭冒険者の中には(中堅以上の経験があるにもかかわらず)、その凄惨さを見て心を崩し、冒険者を引退した者もいたようです。
その後レラジェはシャオセッテへと赴き、レラジェ自身が望む闘争と腐敗を見せるためにシャオセッテへと移り住みます。
その時点でストラスの星読みの力によって予兆を読み取ったアリシアは、ディオルの代行で浮雲の碇亭へと依頼を行い、事件解決へ漸く歩が進みます。
シャオセッテという規模の大きな町でさえその力を存分に振るったレラジェでしたが、その能力が完全な意味で形を成す前に、冒険者に阻まれ、悪魔は封印される事となりました。
レラジェの力によって、喋る事が叶うようになったスローンでしたが、その力が封印されてからは沈黙。そしてディオルの元に引き取られ、アリシアに文字の読み書きを教わるようになっています。
ログ:http://gurrad.kuron.jp/log/2019/201912/log20191221b.html

『簒奪と幼護と混沌の』シャックス Edit

序列権能位階適応能力
44番視覚・聴覚・理解力の簒奪など第二位『富』知覚や感覚などのほか、財宝や馬などを盗み出す。また記憶や意識も扱える

シャックスは鳥の姿をした悪魔です。その本質は他のどの悪魔よりも悪魔らしいと言え、契約した者の体をに憑依し、自身と精神性を融合し、活動し始めるなど、肉体から肉体へと次々と乗り移っております。ただ、彼女が肉体を奪う時は決まって病弱であったり、大きなケガを追っていたり、死の目前に迫った少女です。死に瀕した前に現れ、”その肉体の不具合”をシャックスの肉体が全て引き受ける代わりに、新しいシャックスとして活動してほしい、という契約を持ち掛けます。新しくシャックスになったものは、自身が主人格となり、シャックスとして活動を始めます。そして泡沫の自由を満喫し、活動した後、次のシャックスとなるものを見つけ、自身の肉体を放棄し、次のシャックスへと委ねるのです。
本来悪魔たちに人格はありません。けれどもシャックスは、”それまでシャックスとなった少女たち”の精神と記憶が集合し、疑似的な人格が発生しています。これはほかの悪魔にはない唯一の特徴といえるでしょう。
彼女は悪意なく悪行を行い、善意なく善行を行います。ただ、少女たちに泡沫の夢を与えて。

『暴風と雷鳴の大鹿』フルフル Edit

序列権能位階適応能力
34番嵐や雷の招来第四位『嵐』周辺の天候を嵐へと変えたり、雷を降らせたり、眷属を作ったりするなど

フルフルは雷を象った大鹿の姿を取っています。憑依者である名もなき少女が信仰していた土着の鹿の神、ケリュネイアと姿が似通っており、それらの信仰が行われる祭壇などから力を受ける事が出来ます。
コントロール可能な天候の規模は広く、一つの街ならばすっぽりと覆うことはもちろん、ある程度までの範囲なら嵐、ないしは悪天候へと変える事が可能です。同時に意図的に雷を降らせることができ、その本領が発揮されればすさまじいパワーを誇ります。
フルフルの憑依者は彼女の家系が祭祀を務めていた土着の信仰、ケリュネイアという大鹿の幻獣を神と崇めるそれと深く結びついていましたが、彼女が生まれた頃にはケリュネイアはアル=グラム神官が率いる軍勢によって殺され、憑依者が幼い頃、両親は異教の異端者としてアル=グラムの司祭によって処刑され、強い恨みを抱いたまま森へと逃げ、その時フルフルと邂逅。復讐を誓い、力をため込んでいました。
結果的に彼女の復讐が完全に形を成すことはなく、冒険者たちに祭壇を破壊され、襲撃も阻止され、フルフルも封印されます。そしてそのまま冒険者たちが引き取り、ディオルの下、元憑依者として手伝いを行っています。ディオルに対しては従順に従っており、それは彼もまた完全な形での復讐を為せずに終わってしまったということを察知しているからなのでしょう。
ログ:http://gurrad.kuron.jp/log/2020/202001/log20200111c.html

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